真・スケさんの模型ブログ

サクッと楽しんで頂きたい模型gooブログ

第54回 アオシマ「V max」

2025-03-20 23:35:00 | 模型
こんにちは。
今回はヤマハVmaxのプラモデルです。


 Vmax1200。
1985年当時最高の145psを誇るマッスルバイク•ドラッグアメリカン。
搭載されたVブーストは6000回転以上でインテークマニホールドが開いて2機のキャブレターが連結され、8000回転で全開、怒涛の加速を得るという…うーん、意味がよくわからんがカッコいい響き。
たぶん解説はなんか違うとは思いますがとにかくすごいバイクなのです。



私は17歳でバイクの免許を取ったのですがそれはこのバイクに乗りたかったから。
実車

しかし限定解除しないとだめだし、資金もないし。まずは同じヤマハの250CC「ZeaL」(ジール。サイドのカバーがちょっとだけVmaxを連想させた)に乗り、虎視眈々とV maxを狙い続けました。
ちなみにZeaL、ジャンプしたイルカをイメージした車体デザインで個性的。トルクもあってなかなかに乗りやすいバイクでした。

ヤマハZeaL

ついに24歳でVmaxカナダ版を手に入れて(国内版は Vブーストが取り外されていた!)。
直線を見つけてVブーストを展開してみた時のあの加速感といったら。
もう人間の操作できるレベルを超えたマシンって感じでしたね。
恐怖と高揚とついでに耳鳴りまでしてきたと思ったらミラーに白バイが。
白バイのサイレンだった…

「Vmaxだし気持ちはわかるんだけどねー」と、優しくも半ニヤで語りかけてくる白バイ隊員さん。一気にシュン⤵️でしたよ。

そんな思い出のVmax。
プラモデルは映画版ハカイダーの愛車ギルティ。ギルティは Vmaxをベースに作られた架空のバイクですが作ってるうちに自分が乗ってたVmaxにしたくなりVmaxとして製作。
ギルティのパーツは余剰パーツになりVmaxパーツは不足になるという…これなら最初からVmax買ったほうがよかったか。

説明書の手順で作ったのにエンジンがフレームになかなか収まってくれなくて苦戦。
とうとうフレーム上部を切り欠いて強引にエンジンを載せちゃいました。
切り欠いたところはタンクカバーで隠れるし。
メッキのマフラーとリアショック。
実車みたいなディッシュホイールがいい感じ。

カラーは赤にしたり白ラインをいれたりも
しましたがやっぱり自分の乗ってたブラックに落ち着きました。
これも作っては休み、色を塗っては剥がしを繰り返してるうちにずいぶん時が経ちましたよ。よく捨てなかったな。

ステイサム似のライダーさんと。
いいですねー
もともとキットはギルティなのでやはりこの方に乗ってもらいましょう。

20年前にヤマハSRに乗り換えたけど、今もたまに Vmaxを所有してる夢をみるんですよね。

燃費とか扱いやすさだとかそんなものを超越したとにかくすんごいバイクだった。
そんな Vmaxのカッコいいプラモデルでした。









第53回 ベルファイン「タイムメカブトン」

2025-03-16 19:22:00 | 模型
こんにちは!

今回はベルファインのプラモデル「タイムメカブトン」。



タイムボカンのプラモデルが現代に製品化、もうそれだけで感動です。


その昔、私が幼稚園の頃、父は単身赴任で母と二人暮らしだったのですが、帰ってくるときにお土産を買ってくるというのでメカブトンのオモチャをお願いしました。
するとオモチャ売り場から電話がかかってきてメカブトンは売り切れ、テントウキがあったと。メカブトンが欲しかったけどテントウキでも十分に嬉しかったな。
そんな父もとっくに他界しましたが(親孝行ほんとしなかったな…)そんなことをしっかり覚えているメカブトン。

以前一回作った同メカブトンは断捨離してしまいましたが最近また作りたくなってヨドバシの通販で購入。最後の一個だったみたいで買えてよかった^_^。

タミヤみたいな白バックの箱がいい。
組み立てるとまさしくあのメカブトンですよ!





ちゃんと羽が開く!



タイヤを外して飛行形態にも。
(画像は最初に作った方)

子供が(大人も)大好きなカブトムシにタイヤつけてカラフルにしたデザインが秀逸。
パーツは少ないので組み立ては簡単ですが羽根の可動軸は閉じた時に隙間ができないように少々慎重に組み合わせ。
羽根パーツは少々外れやすいのでしっかり位置を決めたら接着しました。

色分けはされてるけど結構塗り分けも必要だったりで。Mr.カラーで塗装。
ブルーはキャラクターブルー➕キャラクターホワイト。


羽の裏はニュートラルグレー。
ピンクのところはメタルピーチ。
黒丸⚫️のデカールは使わずに塗装しました。

ヤゴマリンは下部が開いてでてきます。





本体の赤ラインはモールドもしっかり入ってるし塗装かデカールか迷いましたがデカールがキレイなのでデカールでいくことに。
曲面なので結構難しかった。前回作ったときはこのデカールが破れてしまい、マスキングして筆塗りしたら少々ムラになってしまったんですよね。
今回はちょっとシワも入ってしまいましたがなんとか貼れました。
お気に入りの水性プレミアムトップコートシリーズ、光沢を吹いて仕上げるか。
と、ここで思わぬ失敗。
今までプレミアムトップコートシリーズ使って失敗とかあまりなかったんですがなんかイマイチ綺麗にならんなーとか思いながら何回かスプレーしてたらあきらかに吹きすぎて厚塗りに💦もうボッテリって感じになりました…
せっかく今回はデカールも破らずに貼ったのにこんなに厚塗りしてデカールも大丈夫かな…。
とにかく完全乾燥してから対処を考えるか、趣味なんだし、と箱にしまって数時間、箱を開けたらなんと!
ツヤツヤでキレイになってましたよ!ワーイ!
デカールのシワもほぼ消えてるし。
またひとつ、「厚塗りボッテリクリアー吹き・箱にしまって待て待て法」を習得。
(ほんとは乾燥させながら薄く何回かに分けて吹くのがいいんでしょうが)
失敗と成功、立ち直る精神を教えてくれる模型道なのです、押忍。

エンジンはメタリックグリーン。
Mr.カラーのメタリックグリーンは私のお気に入りカラー。何かメカっぽいものにはすぐ使ってしまいます。
タイヤの黄色と本体下部のグリーンは未塗装でトップコート半光沢仕上げ。

テントウキとヤゴマリンを家にある塗料でテキトーに塗ったら完成!
カラフルでいいです。


今頃ですが全く親孝行しなかった父に感謝しつつベルファインのプラモデル、タイムメカブトン製作でした。



第52回 プレデター2「エルダープレデター」

2025-03-15 20:10:00 | 模型

こんにちは。

今回はエルダープレデターのレジンキット。12インチでベース付き。いかにもアメリカン(か、どうかは不明ですが)ガレージキットです。

プレデター2のラストに一挙登場したプレデター団の族長。猛者ぞろいのプレデターたちの中でも畏敬に満ちた存在です。

エイリアン・プレデター好きならこのシーンだけでも何回も見たことでしょうとも。

そんなエルダープレデター。劇中のスーツは一作目のプレデターをもとにシワや牙などを足して造形されているようです。

キットは1/6スケールレジン製。完成見本写真も前姿と後ろ姿の2枚入ってて親切。映像では赤い光の中、本当の色は分かりにくいのでありがたいです。

本体の足がベースの一部とくっついて整形されているので切り離して単体でも立てるようにしてます。

左右にビリケンやアルゴノーツのプレデターを配置すればプレ2のラストが再現できます。

バランス的にも頭大きめの劇中スタイルでグッド。

ベースにはマスク、ディスクカッターのほかエイリアンの頭骨も造形されてます。

地球語(英語)も話せる高い知能。原始的な風貌にハイテクノロジーな装備の数々。今もって高い人気なわけです。

塗装はMr.カラーをメインに細部は水性アクリルを使ったと思います。

ところで最近の水性塗料は性能が上がってるそうですね。私は模型の完成まではやたら時間がかかるのですが塗装に関してはかなりせっかち気味で。塗ったらすぐに触りたくなる困った性格なのでMr.カラーが中心です。匂いが少なくて環境に優しい水性塗料に乗り換えたい!と、思いつつ、まだ塗料余ってるしなーとなかなか乗り換えできずにいます(^_^;)

さて今回のエルダープレデターレジンキット。族長として静かなる威厳を感じる造形。オークションにだしてしまってもう手元にはありませんが塗りごたえがあって製作を楽しめる好キットでした。



第51回 フューチャーモデルズ「ハカイダー」

2025-03-01 08:48:00 | 模型
こんにちは。
今回は前前回の雨宮監督作品、竹谷氏造形つながりで「ハカイダー劇場版」のソフビキット。スケールは約1/6。
これももう手元にありません。
ホビージャパンの表紙を飾ったハカイダーそのまんまのソフビキット。
 
あのハカイダーが雨宮監督作品になって主役で登場!マッシブでカッコいい。
映画は観てませんが映画のムックやメイキング本は持ってました。
宝生舞さんも出演されてましたね。
 
悪のハカイダーと(歪んだ)正義のミカエル。
 
「たしかに。貴様が正義なら俺は悪だ!」
 
うーん、カッコいいですね。
 
キットは劇場版と言いましたが細部のデザインは映画とは違うので映画の雛型、竹谷版ですね。プラスチック製のスモークフードがカッチリしていてよいです。
フードオフ!脳がばっちり造形されてます。

ベースも付いてアートな作品です。
ハカイダー本体よりベースのほうが塗りがいがある感じ。
少々赤みは控えてグロテスクにならないようにしています。
それでも十分グロいかな…(^^;
 
このハカイダーは後に完成品スタチューになったり同じデザインでミニフィギュアになったりしていました。
単体で。
 
塗装はMr.カラー。
ブラックを基調にブラック+シルバーで単調にならないようにしています。
 
竹谷氏の造形そのまんまのマッシブでアートなハカイダー。またどこかで出会ったら今度は目と脳を発光させて作ってみたいものです。
 
 
 

第50回 「時計じかけのオレンジ」アレックス(風)フィギュア

2025-02-15 07:11:00 | 模型

こんにちは。

今回は模型ではなくマイフェイバリットtoyのご紹介。
「時計じかけのオレンジ」アレックスフィギュアです。



しかしパッケージにはどこにも「時計じかけのオレンジ」とか書いてないのであくまでアレックスに似た方のフィギュアということみたい。

箱の上下にはおもいっきり【無版権・無許可】のシールが!いいのか?!


最近はしてませんが私がヤフオクを始めたのはコレが欲しかったから。
 
キッカケは「映画秘宝」2006年9月号(表紙はボンドガールのコスプレしょこたんさん!)


この雑誌に大阪のアメトイ&ガレージキットショップ「アストロゾンビーズ」(よく通ってたなー)が紹介されてるページがあり、そのページにアレックスフィギュアとタクシードライバーのトラヴィスフィギュアの写真が載ってました。
(どちらも非売品)


何かリアルすぎないオモチャ的なところが気にいって。が、メーカーも値段も分からず、はたしてほんとに商品なのかさえ謎でした。
 
数年後、ネットをするようになってヤフオクで見つけ初ヤフオクで手に入れたのがこちら。
どうやらこれは1st版だったようでカラーパッケージ。
10年くらい大切にしてましたがいろいろあって(やはり経済的な理由…)オークションで手放してしまった。手放した次の日に大後悔(^^;… やっぱり整理はよく考えてしないとだめですね。
 
一年後再び手に入れたのがこちら。

まさに映画秘宝に載ってたアレックス!2nd版みたいです。


1st版との違いは結構あって。
 
1st版
箱 カラー
素体 顔と色が全然違う(画像は自分でハンドを顔色に合わせて塗ってます)
サスペンダー 手芸のゴムっぽいところあり
カフスの目玉なし(これはたまたまかな?)
ズボン 少し太め
ブーツ 本物の紐で編み上げ
ステッキ 仕込みナイフなし
ドラッグ入りミルク付き
 
 
2nd版
箱 白基調
素体 ハンドや胸元が顔と同じに塗装されてる
サスペンダー 1st版より精巧
カフスの目玉あり
ズボン 少々スリム
ズボンの下にお尻の形を出すパットいり下着着用
ブーツ ソフビ製
ステッキ 仕込みナイフあり
ドラッグ入りミルクなし
ハンド ペンタブル
 
好みもありますがどちらも長短ありといったところでしょうか。
ズボンやブーツは1st版の方がいいかな。
2nd版は箱がカラー→白貴重になったりブーツは紐→ソフビで簡略化されたのかな、とも思いましたが手首がペンタブルになったりサスペンダーも細かくなったり尻パットも入っていたりといろいろブラッシュアップされてるみたい。
仕込みナイフも抜けます。




マスクも付いてます。

さすがに古いフィギュア、あちこち劣化していて素体の手首が折れ、肩外れ、サスペンダーも伸びたり剥がれたり、、、。
しかしそこは模型を趣味とした者の本領発揮!長年培った技術+裁縫までして修理してしまいました。
模型のためなら普段絶対しない裁縫までやりますよ。


手首は可動軸が折れたので軸を直接差し込んでチョチョイと塗って対処。相変わらずの雑な作業(^^;。可動はしなくなりましたが手首が短くなって見た目グッドに。

 
あとは1st版に付いてたミルクを用意したいところ。また時間あるときにプラパイプから作ろうと思います。
 
さて以前ブログ(第13回)で映画については私的にはちょっとめちゃくちゃ過ぎて、と書きましたが…
 
全編に流れるクラッシック音楽、映像、ファッション、アレックスの1人語り。
元祖ミュージカル「雨に唄えば」の監督か主演の方が「あんな映画(時計じかけのオレンジ)に曲を使ってほしくなかった」と言っている記事を何かで読みました。確かに映画「雨に唄えば」とは映画であること以外接点なし!といった感じですが…もはやこの映画のラストはオリジナルの「雨に唄えば」以外考えられないくらいイメージに定着しちゃってます。
「シャイニング」(キューブリック版)のラストのダンスナンバー「真夜中に星々と君と」と並んで脳内に定着しちゃってます。

なんだかんだで印象に残りまくりな映画。
場面場面をたまに見たくなってやっぱり観てしまう。やはり名作です。
原作は映画のラスト以降も描かれているとのことで終章めあてで原作小説も買って読みました。
映画ではセリフのなかったドルーグのピートが(ヒゲをはやして)再登場。
普通の大人(ほんとにか?)になり結婚もしたピート。そんなピートを見て自分もそろそろそうなろうかと考えるアレックスの1人語りが何かズレててコミカル。
 
時計じかけのオレンジ関連の商品も近年は増えてきましたね。メディコムのrahカッコいいけど高いなー
やはりガシャポンででないかなーと。
ドルーグ4人のリアルフィギュアとアイコンのキーホルダー。もう絶対回すね。
「I'mシーンギンザレイン🎶」


と、いうわけで今回は今も手元にあるお宝toy「時計じかけのオレンジ」アレックス(風)フィギュアでした。