真・スケさんの模型ブログ

サクッと楽しんで頂きたい模型gooブログ

第25回 SCOOP「ターミネーター」

2024-06-28 20:37:00 | 模型
こんにちは!
今回はSCOOPのターミネーター。


1/6スケール、レジンキット。
原型は洋物ガレージキットで有名な小阪勝氏。

1993年ホビージャパンエクストラ秋の号、洋物ガレージキット特集で小阪氏が特集されていて、その作品群の中にこのターミネーターの写真が掲載されていました。






アルゴノーツから発売された小阪氏のプレデター1&2ソフビキットが大好きな私としてはどうしても手に入れたいキットでした。
が、一般販売されたのかすらわからず何十年も手がかりなし。
仕方なく、ならば自分で作ろう、と、雰囲気を真似て石粉粘土で作り出したのがこれ。
2013年頃かな…
顔は2、3回作り直し。写真はホットトイズのものを複製して仮で乗せてます。



鉛筆書きのところにディテールをいれたあたりまで作ったのですが、素材に使った粘土が質が悪かったのか徐々に破損してしまい、最後は崩れてしまいました…

そして数年前にオークションで小阪氏原型の幻のこちら、ターミネーターを入手! 
シュワルツェネッガーを模したリアルなフィギュアはいまやたくさん発売されてますが、この小阪氏のターミネーターが醸し出す冷徹な機械の感じ、1作目のイメージが最高です。


この顔で追いかけられたら…コワっ!


ケナーの18インチエイリアン(いつかは欲しい)のように肩が動くように改造。




腕側の肩をエポキシパテで丸く整形、胴体の受け部分をくりぬき、バネで両腕を引っ張ってます。
ついでに腕が少々長く感じたので肩部分で少し短くしてます。


首は回転可動。
ちょっと線が目立ちますが首・腕が動くだけでも表情がつけれて面白いのです。
私のは大破顔しかなかったけど中破顔とかサングラス顔もあったのかな?
塗装はMr.カラーの筆塗り。
シュワのフィギュアとしても秀逸ですが機械のターミネーターって感じがすごくあるんですよ

これ、私の好きな素材のソフビキットになって甦ってくれないかなー
冷徹な機械の感じがとてもよい、SCOOPのターミネーターレジンキットでした。

第24回 エアブラシと怪物屋さん

2024-06-22 21:11:00 | 模型
こんにちは。

今回は模型ではなく私の塗装ツール、エアブラシに関してです。
上は初めて買ったエアブラシで30年以上前かな。神戸三宮のワークで買った「こがんちゃん」。
ネーミングがいいですね。
当時は本体とカップが一体式ってまだ珍しかったと思います。
エア缶いくつも用意して塗ってました。

そのあと同じくワークの静かなミニコンプレッサー付きの「しずか御免」(こちらもネーミングが洒落てます。静御前にかけてますよね?)も購入してプレデターやらエイリアンの模型にせっせと塗装してました。

そして25歳くらいの時かな、大阪のガレージキットショップ「怪物屋」の店長さんに勧められて🇩🇪ドイツ製ハンザの381とエアテックスのコンプレッサーをセット購入。

怪物屋の店長さんが「ものすごく使いやすいよ、一生ものになるよ」とのことで私にとっては高額でしたが注文を決意。

「長く使うとねーこの黒がいい感じになるのよ」とも。
そして注文の時、電話番号はおろか名前も聞かれなかったんですよね。
結構な高額商品注文してるのに。
「注文しとくからてきとーな時に顔だしてくれたらいいから」みたいな感じで。

こんな感じで大丈夫だったんでしょうか。おっしゃるとおり以来25年使ってますよ。

技量的にはいまだにエア圧とかよくわかっていませんがすごく滑らかに吹ける感じがして気に入ってます。

こがんちゃんのほうはメンテナンスしていたのですが、ボタンがひっかかるようになり、コントロールが難しくなってしまって。いまはハンザの洗浄うがいをするときにこがんちゃんのニードルカバーを使うのみになってます。

しかし怪物屋さん10年くらい行ってないけど今はどおなってるのかな?
とにかく店長さんのペイントはすごくて。モンスター系はもちろんのこと、ちょっとエロなフィギュアまで。「こーゆーのも、注文あるからね、生活のためなのよねー」とおっしゃりながら製作していたのが印象的でした(笑)。

プロの塗装を目の当たりにし、うわっ自分にはこんな風には無理だーと思いましたがおかげさまで趣味として楽しく使い続けてます。

道具をメンテしながら長く使うっていうのも模型趣味の楽しみのひとつですね。




ハンザ381とエアテックスのコンプレッサー、メンテしながらこれからも長く付き合っていきたいのです。

第23回 タミヤ 「ティラノサウルス情景セット」

2024-06-15 16:43:00 | 模型
こんにちは!
今回はタミヤ「ティラノサウルス情景セット」。1993年に発売されてます。
1/35スケールでベースや朽ちた木片、ソテツまで付いてる楽しいキットです。
発売当初に買ってから作っては休みを繰り返し、完成近くになるまで25年くらいかかってます。
パーツも少ないのにこんな時間かけちゃって…
まぁ当時20代、他にやることがあったんでしょう(笑)

キットに付いてるソテツは秀逸でクラフト紙のパーツに切れ目を入れて木工ボンドで針金に付けていくと見事にソテツになります。
葉の色はキレイなグリーンでしたが年月でパッケージイラストのような枯れた色に自然になりました。約25年ですから…いい感じに退色しました。

このソテツ製作がいちばん時間がかかったかも。
ティラノサウルス本体も口開け・口閉じ、歩き・走りを選べて楽しいけど悩みます。
作ってる最中もどうするか迷ってたのでパーツも捨てずにとってました。

キットは少し優しい顔のティラノサウルスですが製作を始めた頃はジュラシックパークの影響もあって、目の上のコブを大きく、ちょっとコワモテにしちゃってます。

一旦塗装までして完成したのですが、いつか雑誌で見たこれと同じキットを使った作例、村尾ゴジラさんの歩くティラノサウルスを思い出して自分も動く模型にチャレンジ!
してはみたものの、うまくいかず、結局元の固定・情景モデルになりました。

無理に接着した本体を分解したのであちこち割れてしまって修正がトホホでした。
フィギュアとネームプレートも付いていたのですが他の恐竜キットに使ってしまってないです。
かわりにガチャガチャのガミリマス(だったか?)を置いて完成!

ティラノサウルスの塗装っていつも同じようなカラーにしてしまうけど誰もみたことないし、実際どんなだったんでしょうね。
もっと派手にしても面白いかな。

いろいろ小物が付いてて(これ書いてるときにパラサオロロフスの骨パーツも発見)作って楽しいさすがタミヤのティラノサウルス情景セットでした。







第22回 タミヤ「レイトンハウス」

2024-06-08 06:54:00 | 模型
こんにちは。
今回はタミヤの1/20GPコレクションシリーズNo.28「レイトンハウスCG901B」。




購入したのは10代後半だったので30年以上前です。

セットで買ったレイトンハウス専用カラー?のタミヤ缶スプレー「コーラルブルー」も30年間保管されてまして。

2021年頃、もういいかげん完成さそう、と作り上げました。
アバウト仕上げが性にあっている自分にとってピカピカキレイな仕上げのカーモデル(特にF1マシン)はある意味苦手ジャンル。



デカールも古いので長~い時間ぬるま湯に浸けたらなんとか使えましたがタイヤの白文字だけは無理でした。





断捨離しまくってた時期なのでこれもオークションに出したら落札してもらえて。
落札者様ができれば破損防止の為にタイヤは外して郵送してほしい、と希望されたのですがタイヤ外れずで。
結局、タイヤは付けたまま郵送したら
ステーが折れて届いたそうで。(すみませんでした)
にもかかわらず、30年かかって作った痕跡がありますね、と普通ならクレームのところ寛容な対応をして頂きました。
おおらかな心を持った人はカッコいいな、と思ったものです。

さて私はF1マシンにはあまり詳しくないのですが、このレイトンハウスは何かカラーが珍しくていいな、と思って購入したと記憶しています。
ターボ全盛の時代にあえて空力造形で勝負したという(箱の解説)何かパワーで劣ってもテクニックで挑むみたいなところにグッとくるものを感じました。




さっき苦手ジャンルと書きましたが、F1カーモデルっていうとクリアー吹きして研ぎ出ししてコンパウンドして、という本で知ってるセオリーに苦手意識があるだけで。
趣味なんだからそんな構えなくていいじゃん、と趣味模型の心得をこれ書いてて思い出しましたよ😅

またF1マシン、作ってみようかな、と思いますがさすがにもうこのタミヤレイトンハウスは絶版だろうな(笑)







第21回 ビリケン商会 「プレデター」

2024-06-01 21:26:00 | 模型
こんにちは。
今回はビリケンのプレデター。

前々回のフィアロボコップと並び、私の大好きなソフビキットで過去に3回製作。
ビリケン商会、ソフビキット、ハマハヤオ氏原型と聞けばクラっときてしまいます。


昔、ホビージャパンに山田卓司氏の作例が載っていて、それをみて欲しくて欲しくてビリケンUSAのプレデターを扱っている店を調べて通販で買いました。

話はそれますがホビージャパン1991年10月号はアルゴノーツとツクダホビーのターミネーター、11月号は今回紹介のビリケンプレデターとツクダホビープラキットのT-800スケルトン、さらになんと12月号は洋物SFX特集で3号続けて私のお宝本でした。

さてビリケンのプレデター。
デカめの頭に太めの胴体。
昨今のマッチョではあるけれどちょっとナイスガイスタイルになってしまったプレデターと違い、私の好きなどっしりスタイルのプレデターです。


ポーズも自然に力が抜けた立ち姿でよいですね。
これは最初に作ったキットで下半身にレジンを充填しています。




塗装はMr.カラー。
ホワイトの上にタンを薄くエアブラシで吹いて、斑点のベースをグリーン系で入れたと記憶しています。
(蛍光灯の下で写真撮るとプレデターはいつもちょっと黄色っぽく写るなー
実際はもう少し白っぽいのですが…)

とにかく当時はあまり手に入らないキットだったし、山田卓司氏の作例のようにしたかったのでがんばってマネしてました。

いまなら趣味だし、自分のイメージで好きに塗っちゃうんですけどね。
マスク、開いた口、閉じた口が着いててうれしいキットです。

今回紹介したプレデターとそのあと作った2体とももう手元にはありませんが、今年に入ってヤフオクでお安く手に入れてしまい、またまた製作を楽しんでおります。






今回はマスク~素顔の変更をお手軽に楽しめるようネオジム磁石を仕込んでます。
国内版なので成型色のアイボリーを活かしてサーフェイサーやプライマーは使用せずそのままMr.カラーで塗りはじめてます。
斑点を描いて、茶とグリーンを混ぜた色を薄くエアブラシ。
今はここまで。



4体目となるビリケンプレデター。
今度はどんな風になるかな?
楽しみです。