撮影 柏倉陽介
2017年の知床エクスペディションに参加される皆さんへ
集合と解散は網走女満別空港です。送迎します。前泊と後泊を予定される方はご連絡ください。個人装備は最小限に抑えてください。装備食糧を各艇に分けて積み込むため容量に限りがあります。不用品は預かります。
防寒具としてウールセーターやダウンセーター、化繊長ズボンを含む着替え上下1セットを用意してください。濡れ物は着干しするか、晴れれば沢水で洗って乾かしてください。
カヤック中の衣類は速乾性より保温を重視してください。上陸時の靴下と手袋はウールが優れています。カヤック中はオプレン製が防寒にすぐれます。ネックウォーマーや毛糸の帽子も重宝します。知床は時に寒くなります。雨具とパドリングジャケット、ドライスーツはお貸しできますが数に限りがあります。
寝袋はつぶして小さくなる羽毛の2シーズン用とシュラフカバーの組み合わせが良いです。防水ドライバッグは濡らしてはならないものだけを入れるので、Sサイズ二つで間に合います。暑い日もあるのでTシャツと化繊半ズボン1セット、うす手のタオルと軍手、サングラスをご用意ください。ヘッドランプと予備電池をお忘れなく。
上陸靴は軽いゴム長靴が良いです。時に豪雨となります。カヤック用としてうす底のスニーカーやフェルト張りの沢靴が役立ちます。私はフェルト底の地下タビを使っています。
カメラは防水仕様を勧めます。なければ防水バッグやジプロック等に入れてください。水没させなければなんとかなります。
食事は集合日夕食から解散日朝食まで用意します。酒は無限にはありません。不足が予想される方はウトロなどのコンビニで購入してください。テントは2－3名一張りを基本にしています。艇は2人用と1人用があります。装備は現地でチェックします。貴重品などはデポできます。
知床エクスペディションは参加者全員がチームとして協力しながら知床半島を一周する旅です。ガイドに従ってください。また水汲みや薪集め、食器洗いなどお手伝いください。生水はエキノコックス症予防のため飲まないでください。
用足しなどの単独行動は控えてください。ヒグマが潜んでいる場合があります。ヒグマは臆病な動物ですが猛獣です。その他不明な点はお問い合わせください。
ガイド新谷暁生