鎌倉の稲荷山浄妙寺は臨済宗建長寺派の古刹である。
創建は文治4年(1188年)、当初は極楽寺と称し密教系の寺院であったが
その後、正嘉年間に禅刹に改め寺名も浄妙寺とした。ご本尊は釈迦如来さま。
(パンフレットより抜粋)
鎌倉の街から少し離れた所にあるからでしょうか
拝観に訪れる人は普段から少ない方かも知れません。
このお寺には他のお寺さんとは違う二つの顔があります。
一つは英国式庭園の洋館レストラン、
もう一つは節分草咲く「花のお寺」の顔もあるのです。
昨年は来れなかったので
可愛い孫の顔を二年ぶりに見るような
嬉しい期待に気がはやります。
《稲荷山浄妙寺》
《もうすぐ見頃の白梅と紅梅》
《サンシュの花芽も綻ぶ境内》
本堂で左に折れ、木立の中の薄日さす細い道に入ると
何か恥じらったような初々しさで
節分草が出迎えてくれる。
新緑が混じる枯れた下草の地面から
春の妖精が目を覚ましていました。
《節分草 -1-》
《節分草 -2-》
木をよ~く見ていると
節分草を優しく見守る木の精の様に見えるから不思議です。
ここは節分草のワンダーランド・・・、かもしれません。
《節分草と木の精(?)》
いつの頃から節分草がこの場所にやって来たのでしょうか。
私が出会ってから、もうかれこれ八年近く経った気がします。
二年ぶりでしたが元気な姿を見て嬉しくなりました。
大切に育てられているから
こうして元気でいるのでしょう。
《帰り道で》
まんまるおめめのメジロちゃんは喜々として
体操選手の様に枝から枝へと飛び移っては
梅の蜜を啄むことに夢中です。
また一段と春めいて参りました。