川辺の土手を黄色の花が染めている
細身のすらりとした茎に小さな花を美しくまとい
暖かい風が通るたびに嫋やかに揺らめいています
まばゆく輝く春の色
命の輝きの色
訳もなく気持ちが躍ります
この黄色の花の名は西洋芥子菜
よく似た西洋油菜は茎に巻き込む形で葉がつきますが
この花は茎から離れて葉がついています
大群落もあれば小群落もあります
花言葉は「小さな幸せ」
ふんわりとした春に相応しい花言葉に思えます
黄色の花の周りは
うららかな四月の陽気に誘われた蝶たちの
恋の舞踏会場
つかず離れずひらひらと舞う二匹の蝶
果たしてこの初恋のなりゆきは
どうなるのでしょうか
やがて、恋人たちは風に乗り
川辺の芥子菜の彼方に飛んでいきました
芥子菜の小径は染井吉野、寒桜、大島桜の桜並木に続きます
あでやかに、零れるように、小径を花で覆います
春に歩けば桜に心癒され
蝶や水鳥たちの仕草に和む花の小径
この道は「花の小径」
この町の人から親しまれている散歩道
四季折々の花たちが自然の周期に合わせ
時が来れば
美しい花を咲かせてくれます
日めくりを捲るように
桜の花びらがひらひらと舞い落ちて
春の日が通り過ぎていきます
時は過ぎて行こうとも
この豊かな自然は未来の子供たちへの遺産
大事にする気持ちは、いつまでも、いつまでも、変わることはありません
西洋芥子菜、近所の境川でも見かけますが、
川の風景に良く似合います。
花言葉「小さな幸せ」ですか、小さくても幸せが一番なのを知らせていますね。
染井吉野、寒桜、大島桜の桜並木、
空が広い風景は、気持ちが明るくなります。
この景色を守っている方々がいて、自然を守ってくれている。。
ずっと子供たちに繋がっていきますね^^
ハナミズキさんの景色とともの物語を
楽しませていただきました^^
『春うらら』、美しい日本の言葉、春の雰囲気をすべて言い表しているように思えます。^^
昔は近くの田んぼにれんげ草が咲き、小出川の堤は芥子菜の黄色や桜の花で麗らかな春の風景を楽しませてくれていました。近ごろではれんげ草が化学肥料に変わり、見かけなくなって、ちょっと寂しい気もしますがヒバリの鳴き声がそんな気分を忘れさせてくれます。小さな幸せに浸れるぴったりの景色です。
小出川を愛する地元の方々の思いが四季折々の花を一杯咲かせて今年も”花の小径”は春うららでした。
Attsu1さん、にっぽん百名山「高尾山~誰もが知る山を誰よりも楽しむ~」を見ましたよ。案内役の山の編集長の萩原さんが歩く南高尾の七座ほかを私も楽しませて頂きました。ご紹介ありがとうございました。
菜の花も桜も自然一杯のところで咲くと、いっそう輝きますね。
コメントありがとうございます。
同感ですね。
この辺りは自然がまだ残されている方で人工物を出来るだけカメラに入らないようにして撮っています。^ ^
お天気のいい日は菜の花や桜が青空に映えいっそう輝き春めいてくれます。
《ハナミズキ》