わたくしごとですが・・・
二、三日前に愛用していたパソコンが
ようやく修理が終えて戻ってきました。
使えなくなってから、かれこれひと月。
心配していたデーターやアプリも復元できた。
今の気持ちは?、と聞かれたら
「春が来たみたい。」
と答えます。
暖かい日が続き茅ヶ崎の里山は春の先駈けの花たちが一斉に顔をだす。
こぶし、つくし、ほしのひとみ、タンポポ、ホトケノザ、菜の花なども
里山のあちこちで見かけます。
《茅ヶ崎里山公園のコブシ》
昔はコブシの開花を農作業の準備の目安に使っていたので
田打ち桜、種まき桜、田植え桜、芋植え花などと呼んでいたらしい。
コブシがたくさん咲いた年は
豊作になるという。
こんなにいっぱい咲くのだから、今年は豊作間違いないでしょう。
《春の野の賑わい》
河津桜の下に彩りで植えられた菜の花に
ヒヨドリが啄んだ花なのか
かんざしの様に一つ載っていました。
《河津桜》
淡いピンクが春らしいのです。
ピンクに似合う差し色のハナニラや、スノードロップも・・・春。
《小出川の春の賑わい》
土に眠っていたれんげ草
ここにだけ
思い出したように目を覚ましています。
里山や里を流れる川のほとりから
春の息吹きの
「プリマヴェーラ!!」が聞こえてくる。
ソメイヨシノは未だ蕾なのに早咲きの桜も花開き出しました。
プリマヴェーラと言えばボッティチェッリ名作の「春」
絵の解釈には諸説がありますが私が好きなお話は・・・
むかしむかし、冬が過ぎ去ったギリシャの森に
西風の神ゼフィロス(右端)が現れ、
土の中に眠っていた妖精クロリス(右から二番目)と結婚しました。
やがてクロリスは春の花を生み
春の女神フローラ(右から三番目)に変身しました。
美しい花々に囲まれた森に愛の女神ヴィーナスが現れ、
その傍らで三美神が舞い踊っています。
ゼフュロスが暖かな愛の風を吹かし、
神の世界に春をもたらします。
神の使いのマーキュリー(左端)は
人間界にも春の訪れを告げるのです。
三美神の真ん中の女神はじっとマーキュリーを見つめ
その女神を目隠しのキューピットが弓で狙っている。
今まさに二人が恋に落ちる瞬間
金の矢で射られた者は恋に落ちると言われています。
さて、二人の恋は叶うのでしょうか・・・
《 春(プリマヴェーラ) 》
春の話題から話はボッティチェッリの名作のお話しへと
脱線しましたが、今も昔も「春はあげぼの」。
春は神々が運んでくれる贈り物
とても有り難く思えます。