Life Hacking

城西雑録--日々のあれこれとよもやま。

うなぎと人間

2016-07-08 | よもやま
日本や中国・台湾の山野の池や沼に棲んでいる、ウナギは、遠洋のマリアナ海溝で生まれたという話ながら、どうやって棲みついたのだろうか、という疑問に、この本が応えてくれた。

暴雨風や大雨で、池や沼が氾濫すると、ウナギたちは、陸封の場所から逃げ出して、川を下り、大洋に向かう。
汽水域に至るとオスメスの違いがしだいに現れて、そのまま、南洋まで泳ぎ向かい、とある深海の海嶺に密集して、一大繁殖行動の狂気乱舞を行う。たぶん。
一匹のメ成熟したメスから産み落とされる卵子は、1000万個を超える。それにオスが精子をふりかけ、そこで、ウナギたちは、一生を終える。
深海で卵から稚魚として生まれたウナギは、淡水域を求めて、日本や中国・台湾に向かい、河川を遡上して、ときには、河川から陸上を這ってまでして、池や沼に辿り着く。らしい。
サケの逆だわ。

お天気お姉さん

2015-08-24 | よもやま
 先日来の雨もやいの日が続いて、外出の腰が定まらない。
 曇天ながら、きょう(25日)は、これ以上の雨はないのかも。

 8月に入って、天候不順の日が多くて、「(東京地方は)昼間は雨でしょう」の天気予報がこれで、つごう3回、外れることになりかねない。
 「予報」は、「あらかじめ報ずる」の意。
 「予想」は、「こうなるんじゃないのかなあ」といった感じ。
 いまは、「天気予想」といったほうが、実態に即していると思う。

 こんなこと、知ってたあ。。かな。?

 NHKは、気象業務法が定める気象予報の業務許可を受けてはいない。だから、独自の予報を行っていないし、場合によっては、「気象情報」なんかという呼称を使っている。
 どういうことかというと、ーーNHKは、気象庁の情報をそのままタレ流している。しかも、自前の職員ではなく、外部の「お天気お姉さん」たちを使って気象解説している。
 だから、予報がいくら外れようが、NHKには、累は及ばないんだよ。

 NHKがそうだから、民放もそれに倣っている。
 予報がはずれたから、といって、NHKや民放各社にねじ込んでも、的はずれなことになる。
 文句は、気象庁、あるいは「お天気お姉さん」へ。。というわけ。

 その一方、NHKなんかは、「お天気お姉さん」カレンダーなんか制作して売っている。
 商売になるなら、なんでも。
 でも、しかし、お天気なみに、予想もつかないことが起こるんだ。この世の中は。

 下(↓)は、2015年版、つまり今年のヤツ。
 岡村さん、入ってる!


 岡村さんは、前年の2014年12月末の降板だったのだ。本人を含めて、こんなことになるとは、一寸先の手前までは、思ってもいなかったことがわかる。
 岡村さんの代わりにNHKが本格起用の寺川さんは、安倍ちゃんの選挙区の下関のご出身。こちらは、大河ドラマ「花燃ゆ」ほどには、勘ぐる向きは多くはない。

インラック姐さん

2015-08-22 | よもやま

 バンコクの中心部にあるエラワン廟、東京でなら、銀座四丁目交差点のような繁華街で、爆発テロがあって、亡くなった方が20人、けが人130人。日本の方も一名ほど怪我をされたわけなのだけれどーー。
 
 事件の発生が17日なら、その背景は、だれでもわかるはずなのに、黙して語らない。18日も水路で爆発事件が連続して起きたわ。
 ので、憶測と推測とあれこれまぜこぜにして、無責任に、かつ偉そうに言及してみたい。

 いまのタイは、いやはやの状況にあって、総選挙をやれば、現在、国外に退去というか亡命というか、タイ本国にいれば、なにをされるかわからないという元首相のタクシン・チナワットの影響下にある政党が、勝利することが確実なわけで、そんなことはしたくないのが、いまの軍事政権なわけ。
 戒厳令みたいな治安命令が布告されている。
 並行して、超法規的な非常大権をもつ「国家戦略委員会」を設置しようとしている。

 タクシンの実妹で、先般まで首相をしていたインラック・シナワトラを、わたしの勝手な視点でみれば、無理やり公民権停止にして、首相の座から引きずりおろして、在職当時の公費を使っての米穀の買い上げ政策を犯罪的と決め付けて、裁判にかけてしまう強引なことまでやっている。

 その初公判が、19日だったから、爆弾テロは、その前々日に起こったことになるわけ。

 常識的、直接的には、インラック裁判への警告なのだろう。
 バンコクの街にも、いまや防犯カメラがあちこちに設置されていて、ファラン風のテロ実行犯の画像が公開されているけれど、まだ特定されていない。

 プミポン国王の在位は、69年に及び、国体は不安定さを増している。

 国民主権の民主主義国家ならば、総選挙で示される民意が、いったん定まれば、そんなに簡単に、強引に、政体が覆ることはないのだけれど、タイでは、もういちど総選挙をやれば、国体が危うくなりかねないというジレンマが、旧体制にあって、こんなことになるわけ。

 だから、これからも、危うい局面が続くおそれはあるよ。
 パッポン・タニヤをうろつく際には、くれぐれも用心おし。
 写真は、19日の法廷の外でのインラック姐。保釈金1億円(?)を積んで塀の外へ出たのだとか。

群盲の一員なのだ

2015-08-21 | よもやま
中国情勢については、いわゆる専門家のみなさんも、人民日報とか、環球時報なんかを読んで、ああでも、こうでもない、と、やっている。
 群盲が想像するしかないのだから、妄想も膨らんで、いま出てきているのが、天津爆発事故の陰謀説と、北載河会議との関係説。ーー真相なんか、わかりもしないのに、ね。

 でも、日本の片隅で、ボアッと過ごしていながら、中国情勢を俯瞰しているだけでも、現在は、習近平と王岐山の二人が政局を牛耳っているんだろうなあ、と思うわけ。李克強の影が薄い。

 薄煕来と周永康の失脚で、おそらく累が及ぶと察したのだろうか、それに前後して、蜘蛛の子を散らすように、資産をたんまり持って海外に逃げ出したのが、かなりの数で、当局は、いま、中国なりの罪状をつけて、汚官100人の国際手配をしている。

 それとは別に、胡錦濤の側近だった令計画(すでに失脚)の実弟の令完成が、アメリカに逃げて豪邸を買った、という話を、朝日新聞が大きく扱っていた。
こんなのは、他国の他人こととはいえ、人権侵害にならんのかね。
 中国は、令完成に「帰ってこい」といっているらしい。

 こんなことをぐだぐだと、敬称略で書くのは、理由があって、自宅近くで、200平方メール前後の新築物件を、住友林業が手がけているのだけれど、建築主が、三国志に出てくるようなお名前で、まあ、中国系、台湾ではないわ。

 べつに色眼鏡で物事を見るタイプでもないのだけれど、わたしも妄想が広がって、なんか事情があるのかしらん、なんて、思っちゃたりするが、まあ、そんなことはなかろう。

 写真は、建築中のアカの他人の家。かなり立派な。。。


写真一葉が語るもの

2015-01-21 | よもやま
わたしは、散歩というか、徘徊というか、歩くことを日課にしているものだから、いろいろなものに出くわすのです。
 
 この写真は、都内某所のお宅の玄関先にあった掲示です。通りがかりの人は、だれでも気づきます。
 「M」で始まるお名前三文字は、消しました。