Life Hacking

城西雑録--日々のあれこれとよもやま。

香港映画とか

2014-03-30 | 本とか映画とか
 ようやく咲き始めた東京のソメイヨシノを散らしてしまいそうな春の嵐が通過して、スギ花粉が舞い上がったのかな、きょう(30日)は、今シーズンで最悪の体調となり、ティッシュ箱を抱えてうろうろしています。

 前日は、東京・渋谷へ、周潤發(チョウ・ユンファ)主演の「曹操暗殺」(2012年)を見ようと出かけましたが、上映時間の変更があり、見損ないました。まあ、そのうち、DVDが発売されるだろうから、それを見ればいいや。

 周潤發は、香港の映画界のトップスターのひとりなのですが、面白いよね、成龍や甄子丹みたいなキレのいいアクションはできないし、演技といっても、表情を崩したり、ただ突っ立ているだけのことが多いのに、もう20年以上も主役を張っている。

 顔つきに、人柄のよさが出てるから、周りの映画人に好かれているのだろうな。
 貧しい家庭の生まれで、十代のころは、電気製品の組立工として働いていたんだとか。ほどなく地元テレビ局のタレント養成所を出て、有能なテレビタレントとして注目されたあと、呉宇森の「男たちの挽歌」(1986年)の主役の一人に起用されて、ブレイクしたわけ。
「男たちの挽歌」は、シリーズになって、わたしも当時、見たよ。南ベトナムの崩壊のゴタゴタを背景した第3作(?)が一番面白かったような、そうでもなかったような。

 いずれにせよ、このひとは、香港映画の全盛期を支えたまぎれもない俳優なわけ。ほかにも多々いるけれど、昨今、どうも香港映画自体が精彩を欠くようになったのは、香港の映画人がハリウッドへ進出するようになったから?

 大作系は、中国本土が手がけるようになったからね。「カンフー・ハッスル」(2004年)の周星馳は寡作になってしまったし--。

ローン・サバイバー

2014-03-21 | 本とか映画とか
 きょうは、祝日の休みなので、昼は、世田谷・八幡山の高架駅下の狢(むじな)で、つけ麺をいただき、府中へいって、アフガン戦争の「ローン・サバイバー」を、TOHOシネマで観てきました。

 映画は、型どおりの定石(ダブリ、ご免)を踏んでの筋書きながら、実話なら、あんなところで死んじゃう米兵もかわいそう。
 死につつ、自分がなんで、こんなところにいるのだろうか、と思ったことだろう。
 ノモンハンとか、インパールとか、ガダルカナルとか、ボルネオとか、硫黄島とか、沖縄戦とか、そして特攻とか、--日本兵の場合も、堪らなかったのだろう、ね。

 久々の府中ながら、高架駅の南口のごちゃごちゃは、現在、圧倒的なゴジラ的な解体作業が進行中。--驚いた。
 乾いた冷たい風と陽光あり。
 交通誘導の警備の方に、「すごい、ね」と云ったら、まんざらでもなさそうでした。 

スティーブ・ジョブズ

2014-03-17 | 本とか映画とか
 アップル社のスティーブ・ジョブズについては、みなさんご承知のとおりなのですが、東京・世田谷にある独自路線の「下高井戸シネマ」(わたし、会員なんだ!)に、ジョシュア・マイケル・スターン監督の同題の作品(2013年)がかかったので観てきました。

 ジョブズに扮したアシュトン・カッチャーは熱演なのだけれど、なにか、NEVERでまとめたジョブズの前半生を、パワーポイントを使って画像化して説明しているみたいな、上すべり気味の軽い作品になっていました。
 ――それって、知ってる。。みたいなエピソードばかりなんで、ちょっと物足りない。

 で、ウォルター・アイザックソンの同名の本(2011年・講談社)の後半生をまとめた第2巻を、地元の図書館から借り出して、きょう(17日)に読了しました。

 やはり、かなり陰影のある人柄だったみたい--。
 でも、天才だよ。誰もかなわない。わたしも、白黒をつけなくては気が済まないあの生き方を、当時にあっては選択したことに支持するほうに1票。
 ボブ・デュランに傾倒していて、ジョーン・バイズとは、訳ありの関係とは知らなかったよ。音楽の傾向としては、なんとなく理解できるのだけれど。

 ジョブズがいないアップル社の過去の例のとおり、日本ではともかく、<iPhone>もかげりがでてきているみたい。
 わたしは、<iPhone3GS>と<iPhone4S>の2台持ちなんだ。どちらもジョブズが手がけた作品で、逝ってしまう前に市場に出た。
 <iPhone3GS>は、イタリアで買ったSIMフリー版で、旅行に行くときに持って出て、現地のSIMを差して使っている。背面が丸くていいよ。もっと軽くて、バッテリーの持ちがいいなら、これでずっとでもいい。
<iPhone4S>は、auの現役。どちらも不自由なく使っていて重宝しているので、新しい<iPhone>は、もう、いらない。。感じ。

(画像は、どちらも借り物。無断使用、ゴメン)