大根

今年も恒例の「年越した蕎麦」を鳴門の「まるじゅう」へ食べに行きました。
何時もの様に小皿二つに蕎麦と薬味のネギと大根おろしが入っています。
その上から徳利に入っている熱々のダシを好きなだけかけて食べるというか飲み込みます。
量は少ないのであっという間ですが、最後の楽しみとしてダシを少し残しておき、
蕎麦湯が来たらダシをこの蕎麦湯で薄めてちびりちびりと余韻を楽しみながら小皿で一杯やるのです。

ここで登場するのが大根のおろしですけど、
テレビを見ていたら偶然、「越前おろし蕎麦」というのをやっていました。
大根のおろしと蕎麦やうどんとは相性がよく美味しく頂けますね。
越前、今の福井県ですが、ここがどうもおろし蕎麦の発祥の地みたいなことを言っていました。

昔の人は偉いですね。
どうして大根のおろしと蕎麦が合うと分かったんですかね。
偶然かも知れないし、試行錯誤してかもしれないし、それしかなかったかもしれないですけど、
美味いものは美味いですからね。
おまけに大根には消化を助ける作用もあるとか、大根を侮ってはいけませんね。

関東地方では、お餅を「からみ餅」といって大根おろしと一緒にからめて食べますね。
里山地方では食べた事無かったですが、関東で食べて美味しく感じました。

また、冬の鍋物には欠かせない具材ですね。
じっくりと煮込んでよし、ポン酢にからめて薬味としてもよし、
ブリ大根ではどちらが主役か分からないくらいに引き立っていますね。
渋い処で、酸っぱくなった大根の古漬けなんかも堪えられまへんな。

大根、おお～大根、アンタはエライ！！

オイラも○○役者ってよく言われますが、
エライ役者じゃのぅ～っちゅうこってすね。