里山・燦のものがたり

瀬戸内海の里山で生息する里山犬・燦(ダルメシアン)の活動
ものがたりです

椿と蕗

2005年03月14日 | 
根が御目出度い者ですから、御目出度い色にも気を配っております。
白黒はもちろん基本中の基本ですが、
御目出度いということで、紅白のパターンも結構好きです。

そんな訳で、里山の植物を見てみますと、
先ず、紅梅白梅、源平桃、淡紅色の河津桜に白っぽい冬桜、白椿赤椿等があります。
今咲いているのは梅と椿です。

赤椿の木は結構高くて、上の方まで赤い花が散りばめられています。
椿から連想するものとして思いつくままに、
椿三十郎、椿姫、アンコ椿は恋の花、椿説弓張月・・
うあっ古ぅ~、アンタ何時代の人やねん。
失礼致しました、その他に、え~っと、大島の椿祭り・・等々ありますが、

やはり、黒澤監督の椿三十郎は印象的ですね。
何が言いたいかと言いますと、この映画実は白黒なんですよね。
里山では基本の白黒なんですがね。

ところが、今でもあの椿の花がいっぱい流れてくるシーンを思い出しますと、
あれって、強烈な椿の色が頭に思い浮かんでくるというわけなんですよ。
それだけ椿の花の色の存在が大きいということでしょうかね。
葉っぱのつやつやとした緑の光沢も、何か気持ちを心地良く引き締めてくれて良いですね。

も一つ、種(実の中の黒いの)の方にも子供の頃の思い出が有ります。
それは、種の少し出っ張ったところを、
ざらざらした石のところで磨って、そこに穴をあけます。
穴から細い木のようなもので、中身を掘り出して空っぽにします。

これを口にあて、空気を吹き込むとピーっといった音がします。
名前はよく分かりませんが、椿笛とでもいいましょうか。
誰に教わったか知りませんが、こんな素朴な遊びも御幼少の頃はしてたんですね。

そんな思い出に浸って、ふと下のほうを見ますと、
もう蕗の薹の薹がたって、蕗の花になったのが背比べしてました。


蕗を食べるのが好きという子供はあまりいないと思いますが、
大人になると、煮てもよし、きゃら蕗なんかたまりませんね。

と、食べる話しは置いといて、
観賞用の葉っぱとしても、なかなか見応えが有りますね。
以前、御殿場で見た蕗の葉っぱは、斑入りでした。
蕗にも斑入りがあるのかとビックリしましたが、
日本人は斑入りが好きで、これなんかも里山に置きたいものだと今物色中です。
ここらでは、あまり見た事がありません。
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10 コメント

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わぉ (oinoko)
2005-03-14 23:22:57
里山燦ではふきのとうが順調ですね!

こちらは去年の台風でふきのとうの生えていた場所がやられてしまい、今年はほんの少ししか見られませんでした。

我が家の庭園が完成したあかつきには蕗もコレクションに加えようかと思っています。
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椿が! (oliママ)
2005-03-15 11:44:03
いつも、燦くんのボスの写真には感心しています。

きれいな椿の花ですね!

幼い頃の遊びの草笛は知っていましたが、椿笛は知りませんでした。。。そういう遊びもあったのですね!



今ちょうど、昼前ってことで、ついつい蕗のとうのほうに注目が移動してしまいます♪てんぷらにして食べたい。。。
返信する
Unknown (ha-chansan)
2005-03-15 17:06:19
白黒の映画なのに、『椿の花がいっぱい流れてくると色が鮮明に浮かぶ』って、すごいですねー。

やけに感心してしまいました。

これぞ”世界の黒沢”ってとこですね。



椿って、花ごと落ちるから、あまり好かれていないようですが、私は古典的な感じがして好きです。

木ヘンに春ですもの、春一番の花ですよね。

我が家の椿はまだ咲きません。



ふきのとうは湯がいて、細かく切って、甘辛味噌で和えると、ごはんが進みますねぇ。

そろそろお腹が空いてきたー。
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oinoko さんへ ()
2005-03-15 17:52:43
蕗は食べてよし、また見ても良しですから、

ぜひoinokoさんの緑の庭園にも入れて置いて下さい。

こちらは、夏からからに乾燥しますから、

あまり蕗には適さないようですが、

まあまあ、一年を通じて楽しめるのが良いですよね。
返信する
oliママ さんへ ()
2005-03-15 17:58:24
oliママさんにかかれば、毒以外のものは何でも料理してしまいそうですね。

ええっ、毒もやるって!!

色んな調理方法があるみたいですからね。



椿は、椿油があるが他にはなにか有りますかね。

花の蜜は、メジロなんかがいっぱい吸いに来ているみたいだが。
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ha-chansan さんへ ()
2005-03-15 18:06:36
黒澤監督の映画は、カラーよりは白黒の方が迫力有るみたいですね。



里山の小川の川沿いの椿なんてえのには、

憧れますね。

当地には、川は少ないですから、

溜池から水を引いて小川を作り、雨期限定でない猪脅しを作ってどぶろく飲みながら、

綺麗どころを侍らして、椿の花を観賞し一句歌を詠むなんてえのは最高だね。
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春ですね (ぶちょうほう)
2005-03-15 20:24:45
おや? 今日は燦様の気配がありませんね。



おおそうですか、確定申告の駆け込みだすか?

ご主人様は優雅に、椿を鑑賞して御座るようで。



椿の油は食用になるのでしょうかね?

もしもそうなら、フキノトウをこれで天ぷらにすれば三題噺の二題まではOKですが・・・・・・。



ところで、斑入りを珍重するのは植物界に多いようですね。

しかし、お犬の燦様も立派に斑が入っていますね。



逆では全身真っ黒けのカラスは滅多にいないそうですね。

どこかに必ず、白または灰色の斑が入るそうです。

どこもかしこも黒いのを見つけたと喜んだのも束の間で、羽を広げた時にわきの下に少し白斑があっったりとなかなか居ないらしいですが、本当でしょうかね?
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ぶちょうほう さんへ ()
2005-03-15 22:42:26
あまり知られてないみたいですが、あるみたいですよ。

そろそろ上野方が薄くなってきた上野動物園のハゲタカさんには、

上から、あるいは中から効くということで喜ばれているようですよ。



やはり、カラスも年取るとアスコの毛は、

白くなるんですかね???

あれ、違った。
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ツバキ (rakugaki)
2005-03-15 23:03:27
燦くんが大得意のツバキ(唾き)・・・いや違った、ヨダレか。

あんこを前にちょびちょびとね。

さぶくて失礼(__;)



ちなみに我が家には七変化の椿がありますよ。



返信する
rakugaki さんへ ()
2005-03-16 19:15:56
与太れ燦十郎というのが、本来の名前でしたが、

少し上品に椿にしたみたいですね。



そちらには、まだ別の九尾の狐が居りましたか、

こやつは七変化を得意としております。

よりによって、椿に取り付いたとは曲者でござるな。

また、退散祈願ですな。

いや、花ゆえにもう少し様子見ましょうか。
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