気遣い

里山の上にも小豆島の上にも入道雲がモクモク湧いています。
まだまだ日中は真夏ですね。
でもさすが朝方になると涼しくなって、開けっ放しの寝室の窓も閉めなくては寒くなる様になりました。

そんな朝方のことでした。
タオルケット一枚を腹の上にかけて寝ていましたが、
寒さを感じて目が覚めて、タオルケット一枚を平たく伸ばして身体全体を覆う様にして寝なおしました。
でもまだなんだか寒くてうつらうつらしていました。

そんな時に、ドサッと身体全体に上から重さを感じました。
おお、なんと優しい人なんでしょうか。
足が冷えるからといって、
自分だけ足元に置いてあった薄い夏用の掛け布団をわざわざこちらにかけてくれたんですね。
これで安心して寝られると思った矢先、急に身体の上の重さが消えました。

あれれ、どうなってんの？
と思いましたが、もうその時にはまた夢の中へ再突入していました。

パ：朝方は結構冷えたな。
マ：ホント、掛け布団をベッドの足元に置いておいてよかったわ。
　　　途中で掛け布団ドケテ、タオルケットを平たくなおして身体にかけたがまだ寒かったので、
　　　さらにその上から掛け布団かけたお陰でよう寝れた、うふふふふッ。
パ：途中で掛け布団ドケタか？
マ：それがどしたん。
パ：ふぅ～ん。

ベッドの上の窓とかベッドの横の窓とかを夜中、
風が強くなったり寒くなったりすると閉めるのは必ずこちとらの役目です。
アヤツ目の防御策はとにかく布団に包まることに専念するだけです。

今回は、「本当の様な嘘の話」です。
登場人物はフィクションで里山とは一切関係が御座いませんので間違いの無いように願います。

本当の燦ママは燦パパの十倍以上気を遣っておりますです、ハイ。

大体、自分に対しては「キヅカイ」、
他人に対しては「キヅカン」事が多いですね。
ホンの一字違いですけどね。