月の雫海の吐息

月海です。うさうさと感じるままに、思うままに、
言の葉つづりしてます

おもひでの

2008-11-18 18:31:36 | 恋物語


夕暮れが早い季節
一年で一番昼間の短い頃
太陽の光がとても大切に感じる頃

夜が長いと思いを綴る時間が増えて
どこかに忘れてしまったものを
ふと 思い出したりします


この写真は 今回のアート展でのひとコマです

長い長い時を経て蓮の実はゆっくりと子孫を残してきました
その蓮の思いの中には きっと 嬉しいこと悲しいこと
たくさんあったと思います
そんな蓮の涙のひとしずく どこかに露と消えていったひとしずく
天から降るひとしずくに 蓮は どんな思いを託していたのでしょう

夏 さわさわさわさわと風と戯れて 雨の雫をためて
ざあっと音を立てていた蓮の葉も 秋の終わりにはうつむき葉色を変えていました

落ちるひとしずくを 抱くこともせずに
蓮の実にしずくを譲り静かに立ち尽くしていました

長い長い時を経た ひとしずく
蓮の実の中で 静かに時の旅のつかれを 癒していました













ひとしずく

誰の目にも

とまらずに


そっと待つのか

天に帰る日








Good day and Peace





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