少子化を憂う
6月21日付産経新聞によりますと、少子化がいよいよ加速してきたようです。
厚労省によると昨年の出生率は100万3,532人で過去最小を更新。
合計特殊出生率も1.42と9年ぶりに低下に転じた」との報道がありました。
合計特殊出生率(ごうけいとくしゅしゅっしょうりつ):
人口統計で、一人の女性が一生に産む子供の平均数を示す。
この指標によって、異なる時代、異なる集団間の出生による
人口の自然増減を比較・評価することができる。
結婚や出産は個人の選択ですが、ここまで出生数が減少した以上、相当思い切った対策が必要と思われます。
まずは第1子対策に力を入れなければなりません。
日本では未婚女性の出産は少なく、結婚支援が効果的であると思います。
若い世代の雇用を安定させ出会いの場を作ること、又周囲が雰囲気作りをすることも重要です。
しかし、第1子が生まれただけでは人口減少は克服できません。
次は、いわゆる第2子の壁を克服する必要があります。
第2の壁とは、経済的な問題や働き方、年齢などの問題で、
夫婦が第2子以降の出産をためらう理由だと言われています。
6月16日付の毎日新聞によると、
出産や子育ての情報提供に取り組む一般財団法人「ワンモアベイビィー応援団・理事長森雅子前少子化担当大臣」が、
結婚14年以下の男女計3,000人に実施した調査で、第2子をためらうが75%に達しました。
その原因は
「経済的な理由」が86%と最も多く、
「1人目の子育てで手いっぱい」が43%、
産休の取得しやすさや職場復帰など『仕事上の理由」が38%となっています。
このアンケート調査からも、少子化対策に何が必要かは誰の目にも明らかだと思われます。
具体的な少子化対策については、後日書きたいと思います。