教室で勉強をされた方の話の中で
昨年お父様が94歳で亡くなられたとの事。
5年前に原因不明の病気で歩けなくなり、
かかりつけの医者の紹介で大きな病院を訪ねた時、
「部長」という肩書を持つ男性医師が担当で、
検査結果を説明する時に
「もうこれだけ生きたのだから」
と、まるで長生きがいけないような発言をしたそう。
それを聞いた本人と家族はショックを受けたとの事。
そりゃそうですね。。。
お父様はそれから、娘に迷惑をかけまいと、
毎朝体操をし、新聞を読んで、認知症予防にも努めていたそうです。
そんなお父様の生き方を全面否定されたように感じた
と話てくれました。
「部長」であれば、
若い医師を指導する立場のはず。
人格を疑ってしまいました。
医者はプライドが高い方が多く、相手を見下ろす言い方をする人も多いと聞きます。
しかし、素晴らしい方も多いはずです。
それなのに、そのような言葉を伝える医師がいると
「医者」というくくりで悪く言われてしまうことも・・・・。
そんな事を強く感じました。
と当時を思い出しながら、涙ながらに話してくださいました。
コロナ渦で医療従事者は大変だと思います。
命を救ってくださるために、全力を尽くしてくださっていると思います。
素晴らしい人格者のお医者さんが一人でも多い事を信じて願うばかりです。
今日の日がコロナに負けない一日でありますように。
湘南話し方センター
所長 松永洋忠