腎臓が悪くて11年間も寝たきりの方の言葉です。
「人口腎器につながれて天井を見つめていると目の中が涙でいっぱいになる。
健康を失って初めて知る悔恨の(後悔や恨みの)涙なのだろうか。
食事制限はともかくとして、水さえも厳しい制限があり、
一日に盃一杯の水も飲めない。
今は一日中、水が飲みたい!水が飲みたい!ということしか頭にない。
死んでもいいから思い切り水が飲みたい、といつも思う。
治らないかもしれないこの醜い病気と生きている限りは戦い続けなければならない。
お金もいらない。
名誉もいらない。
豊かな生活もいらない。
ただ汗を流して働ける体がほしいと心からそう思う。」
いかがですか?
この言葉を聞いて、私は毎日こうして元気で働ける。
おいしいものも食べられる。
丈夫な体を親からもらい、現在も丈夫なままです。
なんとありがたいことでしょうか。
会社で働けるということだってそうでしょう。
コロナ禍ではあっても、幸いにも働ける会社があるということ。
お客様がいてくださるからこそ私達はお給料ももらえ、
好きなものを買え、遊びにも行けるのです。
ところがお客様がたくさんおいで下さると、
それが当たり前のように錯覚して横柄な態度をとる方もいらっしゃいます。
ことばづかいも乱暴になる。
だんだんと横着になる。
とんでもないことです。
もしお客様がおいで下さらなくなってから、
「さあ大変!お客様においでいただけるようにしなければ・・」
と思っても遅いのです。
人は今自分がもっているものの有り難さを感じません。
それを失って初めてそのありがたさを感じます。
しかしそれでは遅いのです。
健康である事の喜び。
会社がある喜び。
お客様がいる喜び。
これらを心からかみしめて感謝の気持ちを持ち、
それを、心をこめてことばに出しましょう。
全てのことに感謝です。
今日の日も明るい心でコロナに負けない一日でありますように。
湘南話し方センター
所長 松永洋忠
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