昭和人俊やんの鐵活日誌回顧録帳

【THE昭和の名車】東急初代7000系(~7700系)とその譲渡車

東急初代7000系は、京王3000系、南海6000系と共に、日本初のオールステンレスカーとして登場した。
18m3扉というコンパクトサイズで、なおかつメンテナンスフリーのオールステンレスカーであることから、多くのローカル私鉄に移籍した他、本家東急でも後年VVVF化、冷房化といったリニューアルを受けた7700系として、2018年まで50年以上生き延びた。

【本家東急電鉄】

雪が谷検車区に並んだ7700系。検車区前の踏切から撮影。左から7903・7912・7905の各編成。


戸越銀座駅に停車中の7700系蒲田行。



五反田駅に入線する7903Fと、蒲田方先頭車デハ7703の製造プレート。
同編成は昭和38年製(両先頭車)で、撮影当時、東急はおろか首都圏でも古参級の編成だった。
首都圏で50年以上生き延びた鉄道車両は、他には東武8000系くらいで、あまり例がない。



石川台~洗足池間。
上:歌舞伎カラーの7912F
下:7903F


石川台駅にて。
都会の中のローカル線的風情。


目黒川の桜と、五反田駅の7700系。2018年撮影で、7700系にとって東急時代最後の春だった。


2代目7000系と並ぶ。
戸越銀座駅五反田方にて。


池上駅蒲田方で偶然撮れた、7700系同士の行き違い。少しピンボケ。


池上駅に停車中の7901F。
同編成は東急で最後まで残っていた。


7700系化後も扇風機が残っていた車内。

【福島交通】


福島交通に譲渡された元・東急7000系。
先頭車は全車運転台増設の非貫通顔。
現在は同じ元・東急の1000系に置き換えられて現存しない。
美術館前駅にて。

【水間鉄道】

当初7000系を名乗っていたが、リニューアルで1000系となった。
運転台増設の1008F(左)と原型顔の1004F(右)。


原型顔の1002F。
上2枚は水間観音駅にて。


本家東急7700系とあまり変わらない車内。
(水間移籍時に冷房化)

【養老鉄道】
東急で最後まで残った7700系6編成は、中間車の一部を除き全編成養老鉄道に移籍した。
50年落ちの電車を養老ではさらに30年使う予定らしく、予定通り使えば80年のご長寿電車となる。



原型帯の7903F(上)、緑歌舞伎の7912F(下)、いずれも揖斐駅。


東赤坂駅にて。


大垣駅にて、緑帯の7906F。



元・近鉄電車との並びは日常茶飯事。養老の元・東急7700系には、近鉄車より古い車があるとのこと。


座席生地と照明の交換で、東急時代より明るくなった車内。
3両編成の中間車はセミクロスシート化された。


東急時代そのままのドアステッカ。
「東急電鉄」の文字を「養老鉄道」に貼り変えただけで使用。
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