がん完治への記録by Lord Jesus

旅好き歴史好きステージ4のクリスチャン。主が私を完治させて下さる✨医療、旅、食、デジタル他情報も発信中

生命の値段(高額療養費):前編

2025-02-23 01:44:00 | 日記
一昨年、がんと診断された時、(完治という観点での不安と同時に)治療費の心配をした。一体いくらかかるのか、支払うことができるのか。読者の参考にがん治療の費用についていつか書こうと思っていたけど、高額療養費のことがニュース(争点)になり、一般の人にはわかりづらいと思うので今、書くことに。

今回の高額療養費の値上げについて、大きな抵抗を感じる点が2点。
1)異次元の少子化対策?という美名のもとに、前政権で決められた高額療養費の値上げ。
子供達への投資、支援は大いに賛成なのだけれども、今ある命を消していく政策は、同じ命に対して矛盾していると思うし、嫌悪感を感じる。医療費を抑制するためとは、詭弁にしか私には聞こえない。(医療費抑制は、薬づけ医療をやめるとか他の方法を考えるべきだと思う。)命に関わる高度な医療は、国家が保障すべき。
そもそも、別の趣旨のものを関係のないところを財源にすることもおかしいと思う。

*癌は、子供も、若者も、子育て世代も、シニアも幅広い年代がかかっている。
その点で、癌治療を諦めさせることは少子化対策に矛盾しているとも思う。将来結婚をするとか続けて子育てをしていくという世代も多く患者になっているのだから。

2)高額療養費値上げは、みんなの問題。
がん患者は二人に一人と言われている。私の周りにも(病院の知り合いではない)、現在辛い治療を受けている人だけでも、ごく身近に二人。手術を終えた人、一人。間接的にがんで治療中と聞いている人、数名。年齢、性別様々だ。勿論、難病とか他の方々にも大きな影響がある。

がん治療は、末期で発見される場合は別としても、術後再発したり、寛解の段階になるだけでも、長い年月がかかる。
がん治療を受けているからこそ、(現代医学で完治は難しくても)延命ができている。お金が払えないと思って、回数を減らすとか病院に行かなくなると、確実にがんが進行して、死期が早くやってくる。抗がん剤治療が辛くてやめて終末医療に変えて、外からは元気そうに見えても、あっというまに癌が広がって、手がつけられなくなって死んでしまうのを見た。
もし高額療養費が値上げされたら(裕福な人以外は)、死んでしまう人が少なからず出てくると思う。誰かが、国家的殺人とTVで言っていたけれど、まさにそれ。あっという間に、生産年齢人口は減少することだろう。
お金持ちしか、生き残れない医療体制になるのだから。中間層のことを考えてほしい。

高額療養費制度はありがたい。勿論、それでも高額で、治療費を捻出するのは大変だ。がんの身体で、副作用のある治療を受けながら、多くの人が働き続けている。病気によって収入が減るのは普通だろう。(発症前と同じようには働けないのだから。)
収入がグッと減る中での毎月の高額な支出。家族の生活への心配。死への恐怖。家族は癒しを期待しているし、1日でも長く生きてくれることを願っている。

今治療中のがん患者に対しては凍結という報道を聞いたけれど、それでは駄目。今癌と診断されていなくても、明日は診断されるかた達もいる(この前、病院に行ったら、新規の人を多く見た。去年後半からCTの予約が取れなくなっているから、患者が増えていると思う。🤔)し、私たちの家族、子供や孫の世代にも、高額療養費は支払える金額でないと。
命は地球よりも重いはず。

←とはいえ、今でも高額で、皆さん苦労していると思う。節約だけで補える金額ではないので、(他のために備えていた)蓄えを切り崩したりしてると思う。

では、がん治療には、具体的にいくら、どんな風にかかるのか、後半で書いていきますね。

*病気になりたくてなる人はいないし、なりなくないのになってしまうもの。
検診で見つかるまで全く気づかなかった初期の私のように、今は知らないだけかもしれないし、発見しづらい癌もある。
なので、癌のことは、全ての人に(家族も含めて)関係があるので、関心をもってもらえたらと思うのです。



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