もうすぐ緊急事態宣言が明ける。たぶん。どこまで解除されるかは分からないが現在はアルコールの提供は無し、20時までの営業。以前は夜遅くまで飲み歩いていたものだが早く帰る事が普通になってきた。この生活に慣れてしまってもう夜遊びは難しいかもしれない。その分お金にも余裕ができてきて、昔の飲み代にだいぶ使ってしまった事を反省した。
我が家はとにかく外食が多い。周辺の飲食店は行き尽くしている。最近はお気に入りの居酒屋、お好み焼き、カフェ、焼肉等のお店をその日の気分によって使い分けている。外食好きの自分達夫婦にとっては最高の地域と言える。
ただ、それだけ賑わっているせいか店の入れ替わりが激しい。チェーン店も含めあらゆる業種の新規店が進出してくる。そして撤退も早い。開店してから1、2ヶ月で消えて行った店もあった。
店の質もさまざま。数年前はインバウンドが伸びてきて出店すれば儲かる、という雰囲気があったためか飲食店など経営したこともない人が次々と乗り出してきた。
たまには新しい店にも行こうかとトライするがガッカリして帰ってくる事が多かった。特に長年主婦をやってきました、料理が得意です、を売りにしている居酒屋や小料理屋。好みにもよるだろうが、う〜ん…不味くはないけど家で自分が作る方が美味しいかな。揚げ物もお店で出すレベルではない。カウンターで食べているとママから「美味しい?」と声をかけられる。一応美味しいですと答える(それ以外の言葉は言えない雰囲気)と、「でしょ?」とドヤ顔をされる。これ、関西だから?他の地域だったら「ありがとうございます」でしょ。
少しでも儲けを出したいのか食器も近くの100均で見た事のあるものばかり。一人で来ているおじいさんには「あんたねー」と説教をしたりしている。こういうサバサバした接客と家庭料理は一人暮らしの男性にはウケるのかもしれない。実際、この地域は高齢者が多い。
しかし自分には無理だった。外食するならきちんとプロが作った料理をそれなりのきちんとした食器でまともな接客を受けて食べたい。
コロナの影響でそういった店はほぼ消えて、結局我が家は10年前にこの地に来た時からお世話になっている飲食店数軒をローテーションしている。
やはりお金を出す以上、プロ意識のある店で食事をしたい。緊急事態なんて鬱陶しいと思っていたけれど、飲食店へのお金の使い方を考えさせられた有意義な期間だった。
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