のんびり専業主婦日記 

旦那の転勤で関西に来ました。日々の思いを綴っていきます。

食の好み

2021-04-29 11:02:00 | グルメ
連休が始まった。いつもなら旅行、外食と予定が埋まっていたが今年はステイホーム。気分的にも家にいたい。

近所で酒類提供無しで営業している店もあるが多分行かない。お造りや焼肉などはアルコール無しはきつい。いいお肉でも買ってきて家で食べよう。

このGWでストックしてあった食料品を片付けようと考えていたら以前買った泉屋のクッキーを発見🍪



色々なお菓子を食べてきて結局こういうシンプルで歯応えのあるものに戻ってきた。今の食べ物はとにかく柔らかい物が多い。

プリン🍮も昔ながらのかたいものがいい。柔らかいものはカスタードクリームを食べている気分になる。

オムライスも卵トロトロも美味しいとは思うがやはり老舗の喫茶店で出してくれる薄焼き卵を包んだ物が好き。

ポテトチップスは塩味一択。

自分、こんなに保守的だった?と思う今日この頃。

家族葬で考えたこと

2021-04-28 11:24:00 | 日記
葬儀の際、家族は待ち時間が長い。葬儀社の説明を受けるまで、葬儀が始まるまで、火葬が終わるまでひたすら待つ。

その間なぜかくだらない事を考えていた。不倫をしている人が突然亡くなって家族が誰にも連絡をしない場合、お相手は事実を知る手段がないな、と。また籍を入れていない男女の場合は家族が「身内だけで」と決めた場合は葬儀にも出られないのだと。

自分の周りには結婚していないカップルが多い。友人の一人は「相手の家族と関わりたくないから」という理由で籍を入れていない。それを聞いた時はいい考えだと思っていた。義理家族との関係はいい事もあるが面倒も多い。何の義務も持たない関係は楽でいい。元々事実婚や同性愛にも偏見はない。婚外恋愛も個人の自由だ。

しかし今回家族葬の当事者になり少しだけ考えが変わった。日本はまだまだ籍を重視し、法に基づく結婚以外には不寛容な社会。事実婚や内縁は昔よりは遺産などの権利は認められつつあるのだろうが、実際の冠婚葬祭ではシャットアウトされる可能性が高い。

先日の家族葬では数名、親族以外の方も来られていた。勿論家族の誰かしらとは面識がある。もし家族の誰とも会った事もない人が来られて火葬場にもついて行きたいと言われたらお断りしていたはずだ。来て頂いたのはありがたいが、最初から家族だけでというのが自分達が決めていた事だから。

友人達にはこの考えを押し付けたりはしない。ただ、甥や姪がこういった今時の恋愛相談をしてきたら「最期にお別れをできない可能性もある」事だけは伝えようと思っている。でもこんな考えはもう古いんだろう、きっと。

たまに突然葬儀に現れて引っ掻き回す人がいると聞く。大昔、義父の葬儀で遠い親戚が相続の件でやらかしたらしい。今回はそういった揉め事がないだけでも本当に良かった。


遺族の心境

2021-04-26 21:02:00 | 日記
葬儀の慌しさが過ぎた。アラフィフにもなれば家族が亡くなる経験をした人は少なくはないだろうが、何かの役に立てばと気づいた事を書き留めておく事にする。

過去に親族、友人の家族、会社関係などの葬儀に何度か参列してきた。御香典を包み喪服を着て数時間、それぞれの宗教に従い焼香などをあげさせてもらう。葬儀後は久しぶりに会った知人達と話をし、時には食事をして半分同窓会状態になる。

当事者の家族たちはそうはいかない。葬儀社の進行に従い分単位で動く。悲しみにくれている時間は殆どない。昔他人の葬儀に参列した時、どのご家族も気丈に振る舞っていると感心したものだった。だがそうではない。家族は一般の方々が参列する前に嘆き悲しむ過程は一通り済んでいる。葬儀の時にはむしろ弔問客を慰める立場になっている。

母の場合は数年前から終わりが来る事は分かっていた。突然亡くなったわけではない。本人が少しずつ悪化していくのを見ながら心の準備をしてきた。

徘徊や長期寝たきり、自宅での介護などそういった苦労は全くなかった。良い施設と病院で看てもらい、本人にとっても家族にとっても恵まれた最期だったと思う。

80前というと「まだ若いのに」と言われる事もあるが、それもピンとこない。祖父母4人とも早くに亡くなっているのでそんなものかなと思ってしまう。

今年は喪中になる。四十九日、初盆、喪中はがきの準備等で一年なんてあっという間に過ぎてしまうだろう。

以前は親しい人の家族が亡くなっても、どこか他人事ではあった。ようやく今回で多少は気持ちが分かったような気がする。誰かと食事に行くのも賑やかな場に出るのもしんどい。

人間、当事者にならなければ分からない事がまだまだ多い。

葬儀、初七日を終えて②

2021-04-25 17:05:00 | 日記
再度、関西から車で実家へ。
既に後飾りが葬儀社で設置されていた。

翌日は9時に葬儀場へ家族が集合し逆さ水→湯灌→納棺の流れで進んでいった。母は綺麗にお化粧をしてもらい顔は穏やかだった。

11時前になると親族やご近所の方々、親の仕事関係者などが到着し挨拶に追われた。旦那や兄弟の職場には家族葬である旨を伝えてあり弔問、弔電等は辞退してある。家族は親族以外誰にも伝えていないはずなのだが地方紙か何かを見て来られた方もいたらしい。御高齢なのに足を運んでくださってありがたかった。

家族葬というとかなりこじんまりとした地味なものだと思っていたが弔問客が少ないだけで普通の葬儀とあまり変わらなかった。

遺影写真も大きく供花もかなりの数が飾られていたので華やかな会場となった。花が好きだった母も喜んでいたはず。主賓の兄の挨拶で最期は苦しむことなく逝ったと話していたのでそれだけはホッとした。(最期の立ち会いはできなかったので病院側からの話らしいが)

葬儀後は家族のみが火葬場に移動して、帰られる方々にはお弁当を持ち帰って頂いた。母は亡くなった後も病院から自宅へは戻れなかったので霊柩車には家の前を通ってもらう事にした。

火葬場で精進落としをし2時間程待つ。葬儀の意味をまだ理解していない姪達のおしゃべりであまり暗くならずに済んだ。

お骨拾い後は自宅へ戻り四十九日の予定の話などをして関西へ戻ってきた。

葬儀を終えて数日経つが、まだ実感がわいてこない。離れて暮らしていたせいもあるかもしれないが母がこの世にいないという感覚がない。遠い親戚が亡くなったような不思議な気持ち。

生活はコロナの影響もあり更に引きこもりがちにはなった。誰かと会話をするのがしんどい。

こういう時に専業主婦よりは働いている方が精神的にはいいのかもしれない。決して仲のいい親子とは言えなかったが、良い事悪い事、様々な思い出が心に浮かぶ。若くして親を亡くした方はこんな体験をずっと前にしていたんだ…と思うと自分の幼さと未熟さを実感する。

当分心の整理がつきそうにない。

葬儀、初七日を終えて①

2021-04-24 01:49:00 | 日記
誤嚥性肺炎を起こしていた母が先週息を引き取った。

取り急ぎ喪服など準備をしていると連絡が入り火葬場が混んでいて約1週間後の予約しかとれないという。

そんな事があるの!?という感じだったが車を飛ばして駆けつけた。遺体は自宅ではなく葬儀場で安置してもらう事になったようだ。

葬儀場に到着すると◯◯家と書かれた案内があり、そこへは時間内は誰でも入れるようになっていた。畳の部屋にお布団が敷かれ顔に白い布を被された母が寝かされていた。その日はどうしても布を取って顔を見る事ができなかった。お線香だけあげて実家に行き、既に到着していた家族と話をして兄からの連絡を待った。

やはり当初聞いた通り葬儀は6日後になった。旦那の仕事の都合もあり一旦関西へ戻る事にした。

旦那は忌引きを取る際は死亡診断書のコピーを会社に提出する必要があるようだったので実家にお願いしておいた。

つづく