母の葬儀からあっという間に月命日が過ぎ、今週末はもう四十九日。
親が認知症になってから自分の健康寿命を考えるようになった。健康寿命とはwikiによると以下の定義になるらしい。
日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のこと。
母の認知症の症状がはっきりと出るようになったのは70代半ばの頃。疑わしい症状はその数年前からあったので70代前半から少しずつ進行していたはず。
それを考えると自分に残された時間は約20年程度だろう。
以前、遺伝子検査を検討した時期があった。病気のかかりやすさや体質や遺伝的傾向がある程度分かるとのこと。費用もまだ高いのでそのうち料金が下がったら試してみるつもりでいる。
ただ、そのような検査をしなくても自分の身体の事は本能的に分かる。祖父母4人とも全員若い時に亡くなっている。祖母は両方、自分が生まれる前に亡くなったので会った事もない。親族もくも膜下出血など脳に関連する病気の者が多い。多分自分は癌や他の病気よりも脳関係が危ないだろう。
あと20年。短いと言う人もいるかもしれないが、子供を持たなかった自分には十分な長さに思える。今後年金も昔の人のようには期待できない世の中で、長生きしてしまう方が恐怖に感じる。そのうち老眼も進み大好きな読書も困難になってきそうだ。
とりあえず色々な事が自力で出来なくなる前に行きたい場所へ旅行して好きな物を食べて映画を沢山観て楽しみたい。
また、健康寿命と人間の寿命は同じではない。母は6人兄弟姉妹で一番上でもないのに最初に寿命がきてしまった。認知症になる前は特に大きな病気もせず健康にもそれなりに気を使っていたはずなのだが。
ジョギング中に亡くなる50代もいるし認知症発症後も10年生きている80代もいる。寿命は神のみぞ知る。こんな便利な世の中になってもこれだけは分からない。