興福寺 五重の塔Part2 !!!
今年に入って、ひたすら座卓に向かってピンセットで2mm丸棒と1×2mm板材を交互に並べて貼り付けた成果が、今井科学「興福寺五重の塔」の初層から五層の屋根瓦です。
ヤフオク!にイマイの興福寺五重の塔(未開封)が出品されたので、梃子っていたら落ちチャッた代物です。 届いたイマイの組立説明書を見て愕然と、しまったもんです。 右は祇園祭長刀鉾模型の勢いで買ったWoodyJOEの興福寺五重の塔1/75模型の組立説明書です。
問題の工程が①屋根瓦の貼付け、②一と軒・二と軒の垂木貼付け、③天井格子の組立貼付け、④高欄の組立貼付けです。
以下、イマイとWoodyJOEの組立手順を並べて掲載します。
…………………………………………………………………………………………………………………
◆木製模型キットで定評があった静岡の今井科学㈱(イマイ)は2002年2月20日を以って営業を停止し解散しました。
現在 木製模型キットはWoodyJOEが引き継いでいます。 また、協力先だった(有)小林工芸も1/70縮尺の建築模型を販売しています。
◆組立説明書を見て愕然としたので、手順通りには着手せずに難関の屋根瓦貼付け工程から始めましたが、何とか屋根らしく出来上がりました。
前回WoodyJOEの興福寺五重の塔の時は160Hの処250H程掛かってしまいましたが、イマイの手順書通りに遣ったら400Hは掛かる事でしょう。
◆次は白壁工程に着手しながら、延々と続く難関の垂木貼付け、天井格子、高欄工程の効率化を考えたいと思っています。
…………………………………………………………………………………………………………………
ITO高速ボール盤、工作機械メーカーの伊藤製作所は続いているのであろうか?
50数年前、通勤途上に在った工具屋さんで買いました。 当時、鉄道模型ライブスティームの製作に夢中になって、小型フライス盤まで買いましたが、実家からの独立、家の建て直しなど3回の引っ越しで工作機械は処分しチャイましたぁ !!! 小型でデザインが良いので残したボール盤ですが、最後に使ったのは祇園祭の長刀鉾と船鉾 模型を作った時に活躍しました。 工具類を収納している戸棚の整理で、思い切ってボール盤を廃棄する事にしました。 終活の一環でぇ~す !!!
…………………………………………………………………………………………………………………
◆一茎九華の植替えで腰を痛めたばかりなので、2階から降ろして車に積み込むのが一苦労、重たい鉄の塊を今まで良くしまい込んでいたと我ながら呆れチャイましたねぇ !!! (^―^)(^m^)
…………………………………………………………………………………………………………………
Woody JOEの「醍醐寺 五重塔 1/75」を製作しましたぁ !!! 京都 醍醐に在る国宝の五重塔です。
2018/06に造ったWoody JOEの「興福寺 五重塔 1/75」と比べると大きさが格段に違うのが分かります。
左の五重塔はフジミ模型のプラモデル「興福寺 五重塔 1/100」と、同じくプラモデル「薬師寺 東塔 1/100」です。
◆Woody JOE(ウッディジョー)は、木製模型で定評のあった今井科学(イマイ)が2002年解散後に営業権を継いだ木工製品の会社です。 先日、偶然にもイマイの五重塔キットに触れた機会がありましたが、模型の設計思想が違う様に思いました。 Woody JOEの五重塔は、醍醐寺も興福寺も、主要の屋根がモノコック構造で軽く作られているのに対し、イマイ製 五重塔の屋根は厚板の表面に瓦模様を、裏面に垂木模様を刻んでありました。 今はレーザーで型抜きした木のパーツを多用しているので比較が難しいですが、イマイ解散後に独立した小林工芸の五重塔1/70の方が、屋根の構造はイマイのデザインに近い様に考えています。
◆製作の難易度は、興福寺五重塔では小さく数が多い「巻斗(マキト)」、「斗栱(トキョウ)」、「秤肘木(ハカリヒジキ)」の組立てに延々と時間を費やされましたが、大幅に省略されているので、ディティール面での物足りなさはありますが、製作時間は短縮されています。
…………………………………………………………………………………………………………………
◆地球上 何処も記録的な天候不順で、逗子鎌倉は殺人的な残暑が2カ月も続き、一茎九華は20数鉢も枯れたので片付けましたぁ !!! 大鉢が枯れると助かりそうな篠を別に植替え、その後直に枯れるを繰り返したので、正確な枯死数が分からなくなっチャイましたぁ !!! (^―^)(^m^)
◆大切にしてる九華ほど(関頂、慶華梅、蕩字、崔梅、程梅、南陽梅 等々)枯らしたので、今は諦めきっております。 毎年、秋は枯れた九華の補充に励む処ですが、今年は手持ちの九華の点検・植替えに留めたいと思っています。 九華も間も無く終活が近いんですかねぇ !!!
…………………………………………………………………………………………………………………
半世紀前の日中国交正常化 絡みだと思いますが、横浜山下公園で開催されていた中国物産展で買った記憶があります。 1枚が数千円だった様に思いますが、ポスター感覚で買い求めました。
◆“清画 王宸”でググると【王宸(オウシン) Wáng Chén】1720~1797、清 乾隆期の文人画家。 字は子凝、号は蓬心。 江蘇省太倉の人。 清朝体制派の一人 王原祁(オウゲンキ)の曾孫。 王原祁の婁東(ロウトウ)派の傘下で清朝画院の保守的、臨摹(リンモ)的な山水画は婁東派の枯渇した画調の域を出ることなく、ついに独自の画風を打ち立てるに至らなかった。 用筆は墨汁を重ね粗荒さが目立つが、晩年はさらに枯れ、画面の構成には遠大さが欠けていた。 著に「絵林伐材」10巻がある。 と記述されています。
…………………………………………………………………………………………………………………
◆当時 パソコンは無いので 写真のプリントではありません。 れっきとした絹本の肉筆画です。
観光物産展ですから、お土産用に作られた模写なのでしょう、額に入れて飾っていましたが、カビ汚れが目立って来たので、スキャナーで画像ライブラリーに保存しチャイましたぁ !!! (^―^)(^m^)
…………………………………………………………………………………………………………………
フジミ模型の「1/100 薬師寺 東塔」です。 1996/04に販売された建築模型シリーズの1/100プラモデルです。
2020/04奈良 薬師寺 東塔大修理落慶法要(コロナ禍で延期)に合わせて再販されたのを買いそこなって探していたら、この頃 フジミ模型のWebショップに僅少在庫が載りましたが定価の¥6,600でした。 思案していたら、ヨドバシでも在庫が再掲載されて¥5,940だったので注文した次第です。
右は、先日、ヨドバシで買ったフジミ模型の「1/100興福寺 五重塔」です。 薬師寺 東塔は一層二層三層に裳階(モコシ)がついた三重塔ですが、大きさが小さく“きゃしゃ”に見える塔ですねぇ !!!
未だ仮組み状態で、もう少しウェザリング等の手を入れたいと思っています。
…………………………………………………………………………………………………………………
◆俄かモデラーなので組立テクニックは全くの素人、接着剤は定番タミヤセメントの角瓶です。 蓋に付いたブラシで液をぼってりと落とし、接着した後は液がはみ出ているので汚らしく見えます。 液の汚れ隠しにダークブラウンを塗って誤魔化している次第です。
◆薬師寺 東塔で目立つのは各層に大きな白壁が存在感を示している事です。 塗装で汚しては大変なので、説明図の組立手順を変更して、①屋根と屋根裏を接着、②軸組を屋根裏に接着、③肘木・隅肘木を軸組・屋根裏に接着、④屋根を塗装しウェザリングを施す、⑤屋根裏・軸組を塗装、⑥白壁パネルを軸組の裏に嵌め込む、⑦各層を重ねて接着すると云う方法にしました。
◆白壁パネルは寸法がキッチリと作られており、軸組を先に枡形に組むと、後からパネルが入らないので、2枚を嵌め込んだ後、残り2枚のパネルの両端を僅か(0.2mm)ニッパーで切り落として調整しました。
◆仕上げは塔の相輪です、五重の塔でも思いましたが、相輪の上に付く薄くて小さい水煙(2枚)の接着には難儀しますねぇ !!! (^―^)(^m^)
…………………………………………………………………………………………………………………