人生訓読 ブログ(日本語)

神様と真の御父母様を中心に全世界で御旨を歩む兄弟姉妹達と全ての人々の幸福の為にこのブログを捧げます。

父の祈り(心情の祈り)4ー2

2023年01月05日 13時18分53秒 | 学習
25


私達はみ旨を成すためにご苦労されたお父様のみ前に面目ないことをこの時間もう一度申し上げないわけにはいきません。
お父様が営まれる摂理は栄光の摂理となり、善の園で楽しむ息子・娘を眺め、歓喜しながら楽しむ生活をなさるべきでしたのに、考えもしなかった堕落によってお父様の摂理は喜びの摂理となることができず、悲しみと苦痛と嘆息の摂理となりました。


このような摂理を編んでこなければならなかったお父様!
そのような摂理の動機となり、原因となった私達、足りない者達はこの時間、お父様のみ前に歴史的な罪状を悔い改めないわけにはいかず、時代的な罪状を悔い改めないわけにはいきません。


また、永遠なる平和の世界を慕いながら摂理されるお父様がそれほどに願われる未来のその世界のために、私達がこうべを垂れて悔い改めた基準の上に、福を請わなければならない摂理のみ旨が残っていることを私達は知っています。


お父様と私達、私達と万物、お父様と万物との関係から見るときどれ一つお父様の愛の心情から抜け出て造られたものがないということを私達は知っています。
お父様と永遠なる父子の因縁をもって心情が通じ得るその関係が、堕落したその日から壊れてしまい天は天なりに、人間は人間なりに、万物は万物なりに行くべき目的地を失ってしまったまま今まで嘆息圏内にとどまっているということも
私達は知っています。


愛のお父様!
あなたは堕落の恨みと堕落の仮面を脱ぐことができずにかわいそうな運命の道であえぐ私達の事情をよくご存じできょうの福を許諾なさるために数千年の歴史を準備してこられました。


しかし、私達の姿を振り返ってみるときあなたのみ前で許諾を受けるべきことができると同時に祝福の基準を立てるべき責任が大きいことを知っています。


今、天と人間の間で分けられていたすべての心情的な因縁を再び探し出すべき時が来て、人間同士で結ばれて、天を歌うことのできる心情の因縁が壊れたものを再び結ばなければならない時が来たということを知っています。


それのみならず、永遠なる因縁圏内で和動の条件物であり勝利の条件物として、理念的な生活の材料として、万物を取って和動の万象を成さなければならなかったのに、その万物を失ってしまったことを嘆息しないわけにはいきません。


哀れみのお父様!
心情の因縁を探し求めてさまよう群れは多いのですが、お父様のご心情もそうだということを知る群れは少ないのです。
お父様のご心情を知ることができず、暗黒世界であえぎながら復帰の道を行っているこの人類を再び抱いてくださることを切にお願い申し上げます。


お父様!
きょうは聖なる日です。
恨めしい運命の道を避けずお父様が残された足跡に従って進もうとする覚悟と決心をもってこの場に集ったあなたの息子・娘をこの時間に祝福してください。


勝利のひと時を約束なさったお父様のみ旨を見つめ、私達がもったすべてのものを、お父様のみ前に祭物として捧げることを誓う者達ですので、そのみ旨の目標に向かって前進の一歩を踏み出して勝利の凱歌を歌い、お父様の栄光を高める時まで屈することを知らず、敗北することを知らない息子・娘達となるようにしてくださいますことを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。


この聖なる日、万民の上に祝福をしてくださり、天が探してこられたその因縁をきょう数多くの地の数多くの群衆、数多くの民族、数多くの群れに連結させてくださいますことを切にお願い申し上げます。


切られた因縁を再びつなぐため復帰の恨みをお解きになりたいのが三位神のご心情であることを知っていますので、そのご心情の土台の上に復帰を完結させてください。


そうして私達の一身から私達の家族、民族、国家、世界、天地の万象にまで心情的な因縁が結ばれることを私達は待ち焦がれつつ、不忠、不足なる姿を意に介さずお父様のみ前にこうべを垂れたのです。


それゆえ、お父様のみ前に涙の祈祷を捧げなくてはいられない私達ですので、受け入れてください。
お父様、すべてを勝利の基準で契ってくださいますことを切にお願いしながら、主のみ名によってお祈り申し上げました。


アーメン。
(1960.4.10)


26


お父様が怨讐の世界に対されたご心情を感じながら、私は悲しみの立場を体験してきました。
日の当たる所で生きてこられなかったお父様の悲しみを、日の当たらない所で働かれたお父様のご事情を、私は知りました。
今日まで、そのような生活の中で、ある時はお父様に反論し、お父様を恨む息子になりはしないかと焦燥しながらきました。
また、あなたも焦燥なさるお立場で、そのような私を探してこられたことを知っています。


お父様は、私が悲しい以上にもっと悲しく、私がつらい以上にもっとつらいお立場で、ご自身の責任を感じながら、行くべき道を準備しておられるということを知りました。
それゆえ、私は追われ、追い回される立場、手錠に両手を締められる牢屋暮らし、奴隷の身の上、僕の身の上を経たとしても、絶望したりお父様に落胆させないと決意いたしました。
そのように決意したその時から今日まで、死なずにお父様のみ前に残るようにしてくださった恩賜に感謝をお捧げいたします。


このような姿を立てられるために、お父様は、どれほどご苦労されたでしょうか?
私が行くべき道のために、私が行くべき家庭のために、どれほど犠牲になられたでしょうか?
私が率いるべき氏族のために、どれほどご苦労され、私が率い指導すべき民族と国のために、どれほどご苦労されたでしょうか?
この国、この民族が指導すべき世界のために、またどれほどご苦労しておられるでしょうか?


私達の動・静脈が二十四時間絶え間なく動いているのと同様に、お父様はそれ以上のことをしておられるという事実を知ったのちには、寝ていても目覚めても、罪人のように「許してください」とお父様に請わずにはいられませんでした。
ご飯を食べていても、さじをとめ、涙でお父様に過去の過ちに対して許しを求めずにおられませんでしたし、疲れた体を支えることができず、床に横になる時ごとに、あなたを心配する心をもつことのできなかった自らをしからずにはいられませんでした。
そのような過去の生活を哀れにお思いください。


今までの数多い怨讐達を除去させるために、お父様はどれほど多くのさげすみを受けられたでしょうか?
どれほど多くの憤懣やるかたないことにぶつかられたでしょうか?
追い回され、追い込まれた悲惨な群れ、死の道で嘆息と絶叫の中で身もだえした群れ達を、このように培ってくださるために、どれほどご苦労されたでしょうか?
民族に対して、国家に対して、世界に対して、こうべを上げて眺めることのできる時間圏内に私達を導かれるために、どれほどご苦労されたでしょうか?
このような私達の姿となるまで、あなたの内的悲しみが大きかったという事実を、千遍万遍死んだとしても、忘れてしまう私達となってはなりません。


天の側の内的悲しみを中心として見るとき、かわいそうな方はお父様です。
いくら統一教会の文なにがしがかわいそうだといっても、それは何でもありません。
あなたがどんなにおかわいそうかということを、私は知りました。
今日、統一教会に従っている子女達がいくらかわいそうだといっても、お父様の悲しみとは比べられないということを知っています。
このようなことを考えるとき、お父様の加重された恩賜を受けることは到底できないので、千遍万遍襟を正し、千遍万遍敬拝を捧げながら、哀れみを請う心でもって謝罪を求めるべき自分であることを知るのです。


このような姿となるときに、私達は滅びないということを知りました。
自分を中心として行く道は滅びる道であり、世界と国のために、自分の氏族と自由世界の万民のために、自分自身を犠牲にする道は、復活する道だということが分かるようにしてください。
自分が犠牲になった以上の復活圏を準備しておられるお父様であられることを知り、強く大胆な心をもち、怨讐に向かって直行することのできる、あなたの息子・娘となるよう許諾してくださいますことを切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。


アーメン。
(1970.3.29)




27


お父様!
今まで私達に飛んできたすべての悪の矢をへし折ってください。
私達は彼らを怨讐とは思いませんので、彼らを許してくださいますことを切にお願い申し上げます。


お父様の行路は善であられますので、善の結果が現れなければならないことを思うとき、そのためには許しと寛容が本質的に現れなければならないということを私達は知っています。
あなたは善の本体であられるので、無限なる愛と寛容でこの国の数多くの宗教者達が統一の子女達を迫害した過去のことをお許しくださいますことを切にお願い申し上げます。


その間、統一の門をたたきましたが、迫害の道、涙の苦難の道を開拓する途上で、慰労を受けることのできる一人を迎えることができなかったがゆえに、孤独に苛まれて落ちていった者もいます。
また、この道を行っている多くの人々が疲れていることも知っています。


このように離れていき、疲れているのは、私達の過ちよりも備えることのできない環境によってそのような立場に立つようになったということを知っています。


そうして、きょうも道々で、あるいは置かれている場であなたに向かってこうべを垂れ、許しを祈っているであろう彼らの姿を思いますとき、恨みの積もったお父様のご心情を解いてさしあげたい耐え難い悔しい心情もございますが、怨讐の子供を訪ねてこられたお父様の哀れな復帰の道を思うならば涙をのんでこの者達を再び祝福するしかないということを知っていますので、この者達を許してくださいますことを切にお願いします。


善であった本然の子供として美しい本性、お父様の驚くべき本性の栄光を慕う私達の心に、ただ善だけが反映され、善自体でもって和合することのできる真実なる姿が私達の心と体に現れるよう許諾してください。


そのような心情で真なる姿勢を備え、すべてのものを信じ善だけを追求する完全なる実体となって、お父様と呼ぶことのできる息子となることを恋い焦がれるこの時間となることができるよう、許諾してくださいますことを切にお願い申し上げながら、真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。


アーメン。
(1969.12.28)


28


お父様!
あなたが行かれるその道は、私達が想像することのできない苦難の道であり、辱めを受ける道であり、恨み多い復帰の道であることを知るものです。
私達が自分自身を中心とした考えは多くもちながらも、お父様を中心として考えることを躊躇した事実を発見する時ごとに、今私達は個人だけではなく、個人が集まった家庭と社会と国家と世界を救うべきお父様の凄惨なご事情を、同情してさしあげなければならないと誓うものです。


この世界を置いてあなたがお慕いになるものは、あなたが願われる国であり、あなたが願われる民族であり、あなたが願われる家庭であり、あなたが願われる数多くの人類であるということを考えるときに、その人類をすっかり抱き、一国の民のように愛したいあなたのお心があることを感じるものです。
私達は個人として存在していますが、個人を越えてお父様が探そうとされる家庭を慕わなければなりませんし、家庭を越えて氏族、氏族を越えて民族、民族を越えて国家、国家を越えて世界まで慕わなければなりません。
いつも慕わしさの基準を見つめ、その個人からその国まで追求なさるあなたの聖なるお姿とそのお心を、まねることのできる自分達となることをもう一度誓わなければなりません。


生命のない木石のようになって、そのような自分達の哀れさを嘆くことのできない人々となってはなりません。
私達の心に感情があり、感覚があるなら、お父様がこのように驚くべき内容をもって探してこられたことを直視し、体得することのできる息子・娘とならなければなりません。
困難にぶつかるときも、その中で「私」だけが一人いるのではなく、お父様が共に寂しがっておられることを悟り、悲しみにぶつかるときも、「私」一人だけ悲しむのでなく、お父様が共に悲しんでおられることを感じ、憤懣やるかたなく悔しい立場に一人落ちたとしましても、「私」だけがそのような立場に落ちたのではなく、お父様もそのような立場におられるということを感じなければなりません。
これが孝の道を行く者達が感じる心であり、孝子の位置を探しゆく息子がもつ心であることを、私達が知らなければなりません。


ゆえに、体得信仰を強調いたしました。
お父様が生きておられるということを、毎日毎日感情的な過程を通して体得する生活が必要だということを、私達がこの時間もう一度体得するよう、許諾してくださいますことを切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によてお祈り申し上げました。


アーメン。
(1970.11.5)




29


愛するお父様!
統一教会がこの場まで残されたのは、あなたの愛があるゆえであることを知っています。


その愛の原則をどのように私達が生活環境に適用し、蕩減路程に適用するかという問題を中心としてもとがえし、そこに悲しみもあり、苦痛もあり、悔しさもあり、悲惨さもありましたが、愛が現れ愛が成されるようになるときはそのようなことが賛美となり、刺激的な追憶の対象になったがゆえに、それをむしろ感謝することのできる内容で消化させることのできる歴史を過ごしてきたがゆえに、今まで統一教会が残されたことを知っています。


ここに立っているこの息子も、誰も分からない、歴史的な内なる事情を知ったその日からこの道を信じ、この道を歩んでくるとき、実践するにおいてすべてのものを捧げて闘ってきたのはあなたの愛ゆえに、あなたの愛のためでした。


また、今日のこのような実質的な基盤を備え、敗者の悲しい立場に立って、この世と天地に対して失望し、嘆くのではなく、むしろその反対に世界と全天宙に対して希望の対象として、より愛したい気持ちをもち今日立つことができた事実もすべてあなたの愛であることを感じるものです。


すべてのものが存在するのは愛の目的ゆえであり、移動するのは、愛ゆえであるということを知るものです。
そうですので、愛をプラスさせるために行って、見て、感じて自ら動くという本性的姿勢を整えようとする私達自身とならなければなりません。


私達によって始められ、私達によって結果が出されるものは、国や私達のための天国にはなるかもしれませんが、神様と人類のための天国にはなり得ないということを思うときそのような立場は天国と分立されている、地獄に近い場となるしかないということを私達が分かるよう許諾してください。


それゆえに信仰の世界では傲慢を怨讐視しました。
固執を怨讐視しました。
自主的な立場を主張することを怨讐視しました。
神様は愛であり、神様の息子・娘達も愛だと教えた目的はただここにあったということをはっきりと知り、生活の中でこのすべての心情的原理のみ業を、伝統を活用しようとする息子・娘となるよう許諾してくださいますことを切にお願い申し上げながら、すべてを真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げました。


アーメン。
(1973.6.1)




30


恨み多い歴史時代に神様がどのような方であるかを知らない中でこの不肖なる息子があなたを発見し、あなたを知ったその日からは私の目から涙が止まることのない日々が続きました。


そうなったことに感謝しながら走ってきてみますと七十歳近い老身の時代が私の目前に近づきました。
そのように血気旺盛な青春の時節に、すべての情熱を燃やし尽くし天に侍り、天のみ前に栄光を帰すべきその時をすべて忘れ、民族の背信者として、人類の反逆者として追われてきたその日から、統一教会が言葉なく打たれて奪ってくる戦法を通して今まで耐えてくるようにしてくださったことに感謝を申し上げます。


これを知らなかった私も誰にも負けない性格をもった男性としてそれを振り回し、処断してしまうこともできた歴史時代を再び回想しながら悔しさと無念なるご事情の中で、耐えてこられた広く大きなあなたを知りました。
そのようなあなたの姿とその因縁に従ってきてみると、きょうこの場まで来るようになりました。


しかし、かわいそうな天を思うたびに胸が詰まり、気のふさがるご事情がどれほど多いかを知ったがゆえに、今日難しい峠、峠の道を越えるようになったことに感謝を申し上げます。


お父様!
あなたは愛であられました。
あなたが鉄の窓に追い出すのは、私のために歓喜に満ちた環境の水準を準備し、福を与えるための相続的な場を下さるためであることを思うとき過ぎてみればすべてのものが愛であり、あなたの広い厚徳のみ手でありました。
それを思うとき、感謝申し上げます。
すべてを真のご父母様のみ名によって祝願申し上げました。


アーメン。
(1987.4.17)


31


お父様!
歴史的な罪を犯し、それほどまでもあなたの胸にくぎを打ち、あなたの人格とあなたの体面にそれほどまでも許すことのできない傷を負わせた人類であるにもかかわらず、あなたは、その誰にもご事情を吐露することのできない寂しいご心情を一人抱いてこられ、天と地をあなたの喜びの土台をもって踏むべきであるにもかかわらず連続的な日々を恨みと悲しみの土台をもって踏んでこられたあなたのご事情を今、この地上に取るに足りない少数の群れ達ですが分かるようになりました。


過った歴史を正すためイスラエル民族を探し求め、ノアを経てヤコブに至る二千年期間の間、天が抱いてこられた悲しい恨みを誰も知りませんでした。


エサウとヤコブを中心として繰り広げてきた闘いの逆境の中で隠れた摂理の一点を眺められながら肉を裂くような痛みの心情を抑えて二十余年生涯をたどってこられなければならなかったお父様のご心情を誰も知りませんでした。


ヤコブが毅然とあなたの心情に従い、その心をあなたのみ前に捧げ、千辛万苦、二十一年ぶりに故郷を訪ねていく路程におきまして、一つの勝利の痕跡を残したことが歴史に復帰の運を運んでくることのできる一つの土台となり、その中で
イスラエル一民族を探し求められたお父様は希望のひと日を占有することができたということを思うのです。


そうしてイスラエル十二支派を中心として二千年の歴史を過ごしてこられながら再び、血のこもった代価をもって、サタン世界にいる人類を救うためにイスラエル選民を犠牲の立場に立てながら育ててこられたということを知っています。


しかし、このイスラエル民族を大切に育て、あなたのみ前に奉献すべきユダヤ教の使命が歴史時代においてどれほど大きな使命であるか、彼らは分からなかったにもかかわらず彼らを眺め、メシヤを送って復帰のひと時を期待されたお父様のお心を思ってみるとき、四千年の歴史がどれほど恨めしい歴史であったかを誰も知りませんでした。


お父様!
人間の事情が通じない環境に生まれるしかなかったイエス様・・・。
父親が誰なのかも分からない立場で、誰にも表現することのできない立場で、悲惨なる環境の中で身を保たなければならなかったイエス様の生涯があなただけが知る寂しい立場であり、寂しい道だったということを、今知りました。


イエス様の誕生を民族と共に栄光をもって迎えなければならず、彼の一生があなたの栄光を身代わりし、全歴史の中で悪なる世界のどのような王者ももてなかった栄光の日々でなければならないにもかかわらず、その栄光の願いを嘆息と絶望に変えさせた許されざるイスラエルの妄動に対してお父様は痛む心に耐えられるためにどれほど骨を折られたかということを私達は全く知りませんでした。


ゴルゴタの山頂に向かって十字架を負っていく路程において倒れるのが悲しいのではなく、あなたのみ旨に傷を負わせ、お父様の胸にくぎを打たなければならない、子女の道理を果たすことができずに逝くイエス様の荷が一層大きかったということを誰も知りませんでした。


このような歴史的な使命を残して逝ったイエス様の恨むべき行路は、血と共にこの地の人類の足に踏まれる歩みとなり、歴史時代におきまして四百年間迫害の中で凄涼に血を流す代価を支払ったキリスト教の歴史となったことを思うときに、メシヤを迎えられなかった民族のひと日の失敗がこの世界にこのように残され、蕩減しなければならないという事実を知るのでございます。


イスラエル民族はイエス様と共にこの地上で肥料とならなければならず、数多くの人々の嘲弄と非難を受けなければならず、あるいは人の知らない中で一人死んでいく人とならなければならなかったという事実を私達は知っています。


二千年の歴史を経ながら、あなたの願いのひと日、「再び来てあげよう」という約束の日を探してこられたお父様のそのご心情を誰も知りませんでした。


世界に散らばっている数多くのキリスト教国家を中心として成すべきあなたのひと日を選ぼうとされたあなたのご心情を、誰も知らなかったのです。


そのようなあなたがかわいそうな韓国、韓半島を訪ねてこられたことを思うとき、あなたはこの韓国を育てるために多くの苦労をなさり、韓民族はかわいそうな民族として歴史にない凄涼な歴史過程を経てくる中、あなたのご心情の因縁を残してきたという事実を誰も知りませんでした。


キリスト教の文化を受け入れた短い歴史過程におきまして、アジアで世界的な使命を果たすべきこの韓民族が悲しい道を歩み来て、近世に入っては重なる試練の路程におきまして、歴史時代の縦的なすべてのものを横的に蕩減すべきあなたの内なる事情を背負わされましたがゆえに、その内なる事情を知らない韓民族はかわいそうな歴史の運命を背負って死の道を、受難の道をあえぎながらたどってきたことを私達は知っています。


人の知らない中であなたは一筋の生命の因縁をたどり、今日この統一の因縁を立てるためにあまりにご苦労されたことをその因縁をあなたがあまりに待ち焦がれ、探してこられたということを思うものです。


お父様、私達は今、襟を正し、あなたのみ旨のために千万年願われたみ旨の前におきまして忠僕になろうと決意し、誓わなければならない気持ちを再び取り戻すようにしてくださいますことを切にお願いしながら、すべてを真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げました。


アーメン。
(1973.7.1)




32


愛するお父様!
あなたが創造の偉業をこの地上で成就できなかったという悔しい事実を、私達は知っています。
アダムとエバの失敗がそのようにあなたに悲しみと悔しい恨みをもたらしたことを知っています。


その悔しい恨みを解くことのできるひと日を迎えるために、あなたが前に立って苦労され、数多くの私達の善なる先祖達を導きながら、犠牲になってこられたということをもう一度考えるとき、今、真の父母の因縁を立てようとするそのみ旨を、この地上で長い歴史を経て、この韓国の地にこの統一教会を中心として立ててくださった恩賜の前に感謝を申し上げます。


ここにいる息子・娘、この二つの体がお父様のみ前に召されて、責任を果たし、この場に立ちました。
恨み多い復帰路程で、どれほど苦痛に遭われたかというお父様のご心情をたどってみるとき、人類の祖先となるアダムとエバが失敗したときのお父様のその悲痛なる事実をよく知り、その心情を受け継ぎ、天を裏切った道を振り返って、お父様のために忠誠を誓い得るその日を誓いました時から、天のみ旨に従ってきましたその時から三十年の歳月が過ぎました。


その間、誰にも表すことができず、誰にも望むことのできない内情的な心情の苦衷が、あなたのお心から、きょうこの息子の心にまであったことを、あなただけが知っておられます。
どのようにしても民族の限界を越えてあなたの恨みを解いてさしあげ、イエス様がこの地に来て十字架で亡くなられた非運のひと日を解怨する希望の日が、まさしく一九七五年五月一日、この日だというこの驚くべき事実を思うとき、感謝を申し上げます。


協会を創立してから二十一年になる、また世界的なキリスト教に対する蕩減路程においての第二次七年路程も締め切られるこのような時期を迎えました。
この息子を中心として見るときには、三十年歴史を終えるこのような期間となるのです。
このすべてがお父様の勝利的な復帰の路程を備えてきたという事実を思うとき、おそれ多いのです。


お父様!
堕落した人類の祖先を迎えたその日の悲しみと、イエス様を送ってあなたの願いを成就しようとしたのにその息子に従っている数多くのキリスト教信徒達が虐殺されたその悲しみ、そのほかに傍系的な宗教が犠牲の道をたどって、確実ではありませんが、天を仰ぎながらきたその過程で犠牲になったすべての者達を眺めるお父様の悲しみが大きかったということを知りました。


この宗教の背後においてのあなたのみ名とあなたの義を身代わりする中間位置に立ち、アダムとエバの完成の基準を協助しなければならないのに、そうできずにかわいそうな立場にいた天使世界のすべての群れ達も、あなたの心と共に、あなたのみ旨と共に同調してきたことを知っています。


今、お父様!
あなたが取り戻そうとされた真の父母の家庭であり、真の父母の体であることを自ら知るときに、この日をお父様のみ前にこの一息子とこの一娘が奉献いたしますので、またこの息子・娘を中心とした子女達がこの場とイーストガーデンにいますので、お父様、お受け入れください。


家庭を中心として、失ってしまった恨みの土台を解怨し、家庭を中心としてあなたのみ前にこの時間、この国家、民族を基盤として、お父様のみ前に奉献することのできるひと日をもたせてくださったことに感謝を申し上げます。


家庭の堕落によって天使世界の曲折が大きくなったというこの事実を、お父様、あなたもご存じですので、あなたのお心が解怨されることによって真の父母の心が解怨され、天使達も解怨されることのできるこの日となるよう許諾してください。


神様と真の父母と天使世界が解怨されることにより、真の父母の背後に連結されているイエス様を中心としたキリスト教と、儒教と孔子、そして仏教徒達と釈迦、イスラム教徒達とマホメット、その他全世界に散らばっている民族と民族の背後を中心として内的に収拾してきた宗教と宗教を連結させてくださって、この式がお父様の解怨となり、真の父母の解怨となり、天使世界の解怨となり、地上にいるすべての宗教者達が解怨されるこのような一つの因縁を許諾する式となり、この日となったことに感謝を申し上げます。


宗教の解怨の権を占有することによって、今、お父様の国の主権的権限を立てて、お父様を賛美することのできる群れが生まれました。
その他の良心的な人士と哲人、そして各国の善君と文官と武官、その国が善なる天の国に向かって前進する過程で、立場と環境は違いましたが、その民族と国々の前に忠臣となり、善君となり、あるいは民族を中心として聖賢・賢哲達となり、良心的な人士達となって、善なる所に行くために助けとなった数多くの霊達をこの喜びの日に、お父様が、連結させてください。
今まで彼らが行くべき所が分からずに、切なく解怨のひと日を待ち焦がれた日が、まさにこの日となるよう許諾してくださいますことを切にお願い申し上げます。


天が探そうとなさる父母を探し出し、天使世界の解放をもたらし、宗教世界の解放をもたらし、良心世界の善君、善王、忠臣達の解放をもたらしましたが、それ以外に今まで天に反対しようとし、宗教に反対し、良心に反対したかわいそうなカイン世界が残っていることを知っています。
歴史をたどってみますと、メシヤを中心としてイスカリオテのユダとネロ皇帝をはじめとして共産主義が、今、天に反して進んでいます。


きょうこの時間、天宙で勝利した一つの因縁を備えて総解怨するこの時間、この者達を天の審判台で整理してしまうことができないという事実を知りますときに、この者達に真の父母の名をもって、あなたがお立てになった尊厳なる宇宙の勝利的権限をもって、この者達までもあなたのみ名でもって因縁を結ばせてください。


また、真の父母の前に寄与し、数多くの宗教と数多くの良心的人士の前に寄与することのできる一つの道を模索してあげなければならないことを知りますので、お父様、永遠に許諾してください。


今まで、あなたのご心情の前にくぎを打ってあなたの息子イエスを殺した、数多くのあなたの愛する人々を殺したその恨みの怨讐でしたが、怨讐を愛する立場となるよう許諾してください。
天地の門をお開けになって、あなたの厚徳なる愛のお心をお開きください。
この者達を解放することによって地獄の門が開かれるのであり、地獄撤廃の道が徐々に築かれることを知っています。


このような恵沢圏内に立っているカイン圏内の人間達が、善なる霊達が、あるいは神様の息子・娘が、忠誠を誓いつつ、血を流しながら死の道に従ってきたのと同じように、立ち返って悪なる世界に対して反旗を掲げ、天のみ前に忠誠を誓い、悪なる世界のすべての霊達を収拾し、悪なる人間達を収拾して、あなたが願うその世界に、神様の願う世界に行くことを誓うこの時間となるよう許諾してください。


これによってお父様の特権的恵沢を賦与しようとなさいますので、喜びの心をもち、全世界に散らばっている悪霊達の統率下にいる悪の主権全体が、この時間、神様の主管圏の前に、真なる真の父母の前に、善なる天使世界の前に、善なる宗教者達の前に、善なる善君と良心的人士達の前にこうべを垂れ、この者達がすべき仕事を代身して決意し、天の善なる版図を開拓することにおきまして、お父様のみ前に、あるいは天のみ前に責任を果たそうと誓うこの時間となるようお願い申し上げます。


愛のお父様!
イエス様が十字架の途上でも自分の生命を捧げていきながら祈られたその祈祷を、きょうこの時間に成就させてくださいますことを切にお願い申し上げます。
ここに立っている真の父母にもやはり三十余年間、この民族と世界のキリスト教と数多くのサタン世界の群れ達の前で、挙国的に反対されたこのような歴史が残っています。


そうですが、私が彼らを怨讐とみなすのではありません。
あなたの天倫の道理を完全に開くための陰であっても、その陰は実体を離れてはあり得ないという事実を思うときに、実体について回る陰となり得るこのような立場で、厚徳なる愛をもって、真の父母として今まで闘ってまいりましたので、今までの悔しさをすべてお解きください。


お父様、この時間に成して、あなたのお心に積もったものを解いてくださいますことを切にお願い申し上げます。


イエス様も死の道に消えていきながら、内的に自分だけが知った恨みの心を抱いたことを知っています。どうぞ、その心もすべて解き、怨讐のために祈祷したそのことが、この地上に成されなくてはあなたも解放され得ないということを知っていますので、イエス様の解放がこの時間に起こり、キリスト教の解放がこの時間に起こるようにしてください。
お父様を中心として存在するすべての存在にも解放が起こるようにしてください。


万物はもちろん、人間、天使世界、サタン世界のルーシェル以下の数多くの悪霊達までもお父様のものとして、この時間に真の父母の名をもって奉献いたしますので、お受けくださいますことを切にお願い申し上げます。


あの霊界でお父様に侍っている数千万聖徒、二十四長老を中心としてお父様の宝座に属している数多くのすべての宗教者達、この時間、ここで真の父母の訴えに順応して、みないっしょにお父様のみ前に切に訴えますので、今まで悲しかった事実をすべてお受けくださいますことを切にお願い申し上げます。


このことが起こることによりまして、混乱の渦中のこの世界に新しい転換点を備え、天の勝利の旗じるしを高めることができるということを私達は知っています。
お父様も知っておられます。


一九七五年五月一日八時五十分、この時間を期してお父様のご命令で全天宙世界に発表してください。
宣布してください。


「神様のみ名をもって天使世界の解怨を喜べり。
真の父母の解怨を喜べり。
真の父母を中心として今まで犠牲になってきた宗教を解怨することを喜べり。
それのみならず、地上の善君・善王、良心的人士、哲人達のすべての所願成就をしてくださったことを喜べり。
サタン世界の哀れな恨みまでも忘れてしまい、この者達を解放することを喜べり」という宣布を、お父様のみ名をもってしてくださいますことを切にお願い申し上げます。


今、この子女、この息子と娘はお父様の宣布を受け、この実体世界に神様のみ名と共に、ご父母様の名と共にこのような総解怨の日をお父様のみ名によって宣布いたしますので、万有の存在はこの宣布の言葉と共に天の法度に順応することができ、天の起源の前に順応すべきなのでございます。


すべての国がそうであり、すべての民がそうでございますので、すべての霊界がそうであり、善の霊もそうであり、善の民もそうであり、悪だった民もそうであり得る恵沢圏内に、自分の基準による一つの功績に順応し、その実績を通して
お父様の懐に帰ることのできる道を、この時間、開こうと思いますので、もろてを挙げて許諾してください。


それによりまして、今からそのような条件を成就させる式典をもちますので、お父様、喜びのお心をもたれ、愛をもってお恵みくださり、今あなたの権能をお広げになって、善を掲げて悪を押さえ、その悪も善の前に屈服することによって、本然のエデンにおきましてのカイン・アベルを中心として蕩減復帰したものを、今、この民族あるいは世界をかけて成就するよう許諾してください。
それによりまして、今、天が行くその行路の前に共産世界がこうべを垂れ、勝利の価値の前に順応することのできるひと日をもたれることを切にお願い申し上げます。


今、神様のみ名と、天使世界と真の父母の名と、善なるすべての霊人達を動員して、このことを宣布いたしますので、これを神様を中心として擁護し立てるのに、数多くの霊界が動員され、良心的な人々が総動員されるべし!


きょうこの時間を全霊界が注視し、全天使世界が注視し、神様が注視し、真の父母が注視し、地上にいる数多くのキリスト教とその他のすべての宗教が注視し、数多くの善なる国と善なる忠臣達が注視し、数多くの息子達が注視し、共産世界まで注視するこの場におきまして、お父様の懐に残らず抱かれ得るこの日として奉献されることを願いますので、お受けください。


順次的な式典を、あなたの霊魂とあなたの勝利の基盤としてお受け入れくださいますことを切に切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお捧げし、宣布申し上げます。


アーメン。
(1975.5.1)


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