途中から見たんですが「いぬのえいが」
私が見たのは「ポチ」の話と「ねぇ、マリモ」だけなんですが、…泣きました。
公園でボール遊びをしていたら、飼い主の少年が病気で倒れて救急車で運ばれてしまったポチ。その後も何日もボールを捜し続けるポチに、少女が「自分がボールをみつけられなかったから、山田君(飼い主の少年)が倒れたと思っているの?」で、じわり。何も言わずに探し続けるポチ。そしてやっと見つけた途端、しっかりとそのボールを咥え、東京の病院へ向かう少年の救急車を追って走り出す…。そこでもう涙。っていうか、
ポチがウチの犬と似てたため、一人で滂沱。
…その後もボールをしっかり咥えてさすらうポチは、途中の公園でケンカしたカップルの女に拉致られたり(そこでもひたすら少年のボールを離さないんだけど、女の人が寂しさに泣いてしまうと、初めて女の人の買ってくれたボールを咥えてそばによってくる)彼氏からのラブレターを渡したり(てか、人間キャラ濃い。彼氏なんて普通に犬と話してたもん。携帯電話で)、あちこち人を食ったような設定もあるけど、だからこそ純粋に見れたような。結局ポチは交通事故で、飼い主の子が最初に入院してた病院に運ばれます。そして何年も病院の前に座り込み、そして…。
でも、もう、最後に獅堂さん(大人になった飼い主の少年)があの空き地へ走っていくと、そこにポチがお座りしてただけで滂沱。思い出している今も泣きそう(笑)あれって皆も泣くのかな?一回犬を亡くしていれば泣くんじゃないかな。あれが、飼い主の幻でも、本当、ポチ、よかったね。(ちゃんとポチが嬉しそうだったのがびっくり。あらかじめ懐かせていたのかな)…うあー・だめだ、涙出てきた。
最後の宮崎あおいさんの話「ねぇ、マリモ」も泣けました。愛犬の死の場面で、飼い主の女の子と犬の気持ちを出しているショートなんですが、最初に「最初はあんなにちいさかったのに」で泣きました。もう、ああ、犬が死ぬ話だとわかったので。でも犬の台詞は要らなかったかな…。犬って、喋らないからいいと思うんだけど。話せたらいいなって思うけど、人間の言葉で表そうと思うと、すごく嘘のような気がしてしまうから。きっと、もっと言葉にならないようなものが殆どじゃないかなぁ。
まぁ、それはともかく、あまりにポチに泣いてしまったため夜中にもかかわらず縁側でプルプル寝ていた犬(明るかった所為か小屋に戻らず縁側で寒さに震えながら寝ていた)を思わず家に入れて1時間ほど遊んでしまいました。長生きしてね。