こんにちは、M氏です。
最近一口馬主の話しをブログで書いてなかったので、久しぶりに書いて行こうと思います。
まず一口馬主は運ゲー、運の要素が大きいという事を耳にしたり、見たりする事が皆様もあると思います。私もそこを完全に否定するつもりもありませんし、運の要素はファクターとして、あると思います。
ただ本当に運だけで走る馬と走らない馬が別れると思いますか?ここに関しては私はノーだと思っていますし、ベースとして、運という要素は後からついてくると思っています。
そして一口馬主にとっての運とは成長曲線、中身の体質、気性だと考えています。
成長曲線は各馬事に差がありますが、たしかに募集時の完成度や馬体や血統などで変わると思いますし、そこそこは予測可能だと思いますし、私も選定する際に予測した上で評価付けしています。しかし馬は生き物なので、そのバラツキを完全に予測するのは不可能です。このバラツキの部分が運だと思います。
次に中身の体質については脚が曲がっていたり、繋ぎの角度や長さ、背中の形など目で見て判断出来ない骨の強さや食べても身になりにくい体質や喉や内臓面などの部分とかになります。
ここは私の選定レベルでは残念ながら分かりません。なので、種馬と繁殖の体質遺伝度などからくらいしか判断出来ないですし、この概念自体が不確定なので、取り入れていません。なので、この部分も運だと言わざる得ないかなと思います。
最後に気性についてですが、目つき、顔つき、耳、尻尾、仕草や血統などから予測する事は少しは可能だと思って、評価付けはしていますが、これは本当に難しい要素です。人間も他の動物もそうですが、裏の性格やそもそも性格を判断するのは相当に難しいですよね。
また性格を形成する要素は外的要因もあり、育成を進めて行ったり、厩舎に行ってから、また競争生活を続けていく中で変わるモノだと思います。なので、育成する人間にも影響されたりしますので、ここを予測するのは不可能に近いので、運の要素と言わざる得ないと思います。
しかし募集時にそれ以外の部分は選定する事が可能ですし、厩舎や募集価格やサイズや血統は最初からクラブから情報が公開されています。
だから、それ以外が良い馬を選ぶのがベターであるのは言うまでもありません。
例えるなら、募集時に素質10の馬と素質1の馬がいるとします。
この場合、素質の差は10倍ありますが、運の要素にそこまでの差はないと思いますし、そもそも運の要素は不確定要素が大きいし、バラツキがあります。
なので、素質10の馬は運が悪くても、10の能力があるので、そこそこ走る可能性はあるかもしれませんが、素質が1の馬は馬が悪かったら、全く走らないのは言わなくても分かると思います。
つまり素質が低い馬が走るには相当な幸運が必要となるので、必然的に精度が下がってしまうという構造だと私は考えています。
だから出資馬の精度が低い方は運の要素に強く左右されてしまい、低くなっていると考えるのが自然ですし、数を打って、その中で走らない馬が多数の中にたまたま良い馬を引いている場合もトライ回数が多くて、運が良かっただけであると思います。
もし素質のある馬をたくさん集めていたら、それなりに精度に落ち着くはずで、確率は最終的に収束すると思いますので。
なので、私は素質がある馬だけを出資する事が大切だと思いますが、運の要素にあまり左右されないような状況を作るのが重要だと考えています。運が悪くても、内野安打やポテンヒットが打てる馬を選ぶようなイメージ。ここから運が良ければ、2、3塁打、そしてホームランという感じのイメージが分かりやすいでしょうか。
だから走らない馬が多い場合は運だけのせいにせずにベースの馬の資質がどうだったのか?事前に分かっていた要素の中に問題はなかったのか?など自分の考えられる範囲内で振り返りしていけるようにすることが長い目で見たら、一口馬主で勝つ為には必要不可欠だと思います。私もまだまだ足りない部分がありますし、伸び代があると思っていますので、同志の方々は共に頑張っていきましょう。という話しでした。