篠崎博見ミュージアム

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夢のアトリエ

2010-11-25 00:04:29 | アート・文化
毎回、個展をやるごとにアトリエ部屋をちょっとずつリニューアルしている。
自分なりの理想のアトリエというものがあるのだが、ちょっとずつ理想に近づけている。

まだまだ、理想のアトリエにはなっていないが、とりあえずほしいものが、小品作製用の机。
机を窓際において、そこに筆や絵の具を並べて、椅子に座って小品を描く。椅子はキャスター付き。ゴロゴロと転がして、机の後ろのイーゼルに立てかけた大作の前へ移動して、大作制作。
窓からは、緑の落ち着いた景色が見えるのが求めている理想像。

金と時間をかければ実現できそうだが、両者ともないのが悲しい…。

理想ついでに、夢ばかりを語るなら、20畳くらいの部屋で、天井高は4メートル。アトリエ部屋とは別に10畳程度の倉庫部屋付き。倉庫のすぐ脇にはガレージが付いていて、絵の持ち運び、車への積み込みも簡単。しかも、ガレージは工作室も兼ねていて、オリジナルの額縁制作が可能。もちろん車いじりもできる。
こんなアトリエがあったら最高だなぁ。

昔、浪人生だった頃。日本史の勉強に「実況中継」というシリーズの本を使っていた。
この本で、その日本史の先生が、自分の理想の部屋について語っていた。
部屋のドアを開けると本棚が迷路のように並んでいて、その、本棚の迷路を進むとその先に自分の机があって、そこで勉強や仕事をするのだそうだ。
誰でも、自分の部屋や仕事場、机の形などに夢を描くものなのかもしれない。

余談だが、本棚迷路の部屋では、地震がきたら本につぶされて圧死だ、などということを友人と話したことがある。
そのときは、本が大好きでしかも理想の部屋で、大好きなものにつぶされるなら本望だろうと言う結論になった。しかし、どんなに車が好きでも、車にひかれて死にたいとは思わないので、どんなに本が好きでも、本につぶされて死ぬなんてごめんだろう。

すっかり話がそれたが、我がアトリエは、徐々に理想のアトリエに近づいている。

学生の頃は6畳一間で、寝食絵描きすべてをしていた。大学卒業後はF100(かなりデカイ絵)も描くようになっていたが6畳一間は相変わらずだったので、それに比べたら、アトリエ部屋があるだけでも幸せ。
でも、満足すると終わってしまうので、理想は追い続けるのだ。



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