平日に休みが取れたので、一人で南房ドライブに行ってきた。
あらかじめお断りしておくが、あくまでも気分転換のためのドライブなので、断じて釣りなんかしていない。
行く先々で、気の向くままに風景写真なども撮ってみた。
朝日をバックに疾走する漁船。
潮だまりに活かされていた35cm弱のメジナと、イトフエダイ（小さくてもこれで成魚、煮付けで美味しい）。
どこぞの三流釣り師が針を飲まれてしまい、やむをえずキープしたようだ。
MY FAVORITE 地磯♪
もちろん釣りなんかしていないので、誰もいない夜磯でひとりカゴを投げて「イ○キ、釣れねえ～っ！」と悶絶したりなんかしていない。
フエダイやメジナ、カゴカキなどの餌取りが針を飲み込むのを避けようと針のサイズをどんどん大きくしていくうち、「こんな針、イ○キの口にも入らないじゃん！」という驚愕の事実に気づき、いったい何を釣ろうとしているのか自分でもわけわかんなくなって更に悶絶したりなんかもしていない。
当然釣りなんかしていないので、朝マズメに青物狙いでャbパーやメタルジグを投げまくったりもしていない。
突然やってきた大波に、はるか後方に置いていた荷物を流されそうになり、大慌てで荷物を追いかけて走ったりもしていない。この私が、そんな古臭いコントみたいなことをするはずがない。
結局なにも釣れず、疲労困憊して引き揚げるところを潮崎さんに見つかってしまい、えへらえへらと薄ら笑いで誤魔化したりもしていない。
あくまで釣りなんかしていないので、ショゴ調査のつもりでライトタックル片手に入っていった堤防で、いきなりメーター級のシイラ数匹による盛大なナブラに遭遇することなど絶対にない。
あわてて車に引き返し、ショアジギタックル抱えて息を切らせて堤防に戻った時には既にシイラはいない、などという悲劇も起きていない。
「どうして私はあのときライトタックルなんか手にしていたのだろう。どうして小魚釣って帳尻合わせなんかしようとしたんだろう。
いつだってそうだ。世の中に流され易くてせこい性格の私は、いつも自分で自分のチャンスの芽を摘んでしまう。
ああ、いやだいやだ。ほんとに典型的なダメ人間だ・・・・」
などと、我が人生を振り返り、悲嘆にくれたりなんかもしていない。
断じてなにも起きていない。
のどかで平和な夏の日でありました。
釣りなんかしていないので特に何か理由があるわけではないが、次回からは堤防に行くときでもこんなタックルで臨むことにした。
TMRSS106/12＋SW6000HG
トビペン、ドラペン、トビャbプ
男は志を捨ててこじんまりとまとまろうした時点で既に負け犬なのだ、と誰かが言っていた。
今釣れてる魚を、釣れてる場所で釣る？
そんな考えはくそくらえだ。
坊主上等！
私は「釣りたい魚」を好きなように狙うのだ。
というわけで、たぶん次回も坊主（爆）。
