今日から3連休。
しかも真夏日。
海辺の行楽地はどこも大混雑の予感。
釣り場もまたしかりである。
先週、寄浦で良型（たぶん）イカと「謎の怪魚」を取り逃がしてしまったので、本当は今日もリベンジ釣行（もちろんイカ！）したかったのだが、休日の寄浦は大混雑必至のため断念。
かわりに、勝浦湾内の小漁港、串浜港にやってきた。
ここを選んだ理由は特にないが、あえていえば堤防先端が空いていたから（笑）。
時刻はまだ夜明け前。
海上にはかなり濃い霧がかかっている。
さっそく磯竿1号に電気ウキをセットし、ライトサビキ仕鰍ｯでアジを狙う。
型が良ければそのままアジを本命にするし、小アジばかりのようなら活き餌の泳がせ釣りでイカ狙いに切り替えるのだ。
なんて合理的なんだろう♪
数投目からコマセが効きはじめ、ぽつぽつとアジのアタリが出るようになった。
しかし、残念ながらどれもこれもジンタ（小アジ）サイズ。
良型は居ない。
うーん・・・。
どうやら天の神様は「イカ釣らんかい！」とおっしゃっているらしい。
ならば！
というわけで、とりいだしたるは磯竿3号イカ釣りタックル。
3号ハリスに背鰍ｯ用のチヌ針5号とイカ鰍ｯ針を結び、活きのいい小アジをセットして、ぽちゃんと投入。
さあさあ、おいらの可愛い小アジちゃん♪
夜の海をぷりぷり泳いで、ぎらついた目をしたあのいやらしいアオリイカを引っ鰍ｯておいで！
君にひどいことをしようとしたイカは、後でこの私がもっとひどい目に遭わせてやるから。
ぷぷぷ。
やがて、払い出しの潮に乗って沖のほうまで流れていったウキが、突然ビシッと消しこんだ。
おや？これはイカのアタリじゃない。
ももも、もしかして！
あいつか？
先週、寄浦で管理人をコケにした、あの謎の怪魚か？
そうなのか？
竿をとって軽く聞き合わせすると、海藻でも鰍ｩったかのような鈍重な抵抗感。
あれ？と思ってゆっくりリールを巻き始めると突然何の前触れもなく突進。
体勢を整える間もなく竿を伸され、あっけなくハリス切れ。
「うああっ！」と思わず声を上げる管理人。
・・・・・やつだ！
やつが帰ってきた！
そう、この私と対決するために！
ヤツの消えていった海をにらみつけ、しばし仁王立ち。
気分はすっかり、シガニー・ウィーバー演ずるリプリー。
捕る！絶対捕ってやる！
ウツボだろうが、サメだろうが、エイだろうが、ウミガメだろうが、アザラシだろうが知ったことか！
小アジ釣るよりネタ的には100倍面白いし（笑）。
しかし、あいにくフロロ3号よりも太いハリスは持って来ていない。
リールにまいた道糸も4号だし。
これでいったいどうやって戦えばいいのか・・・
しばし考えた後、思いついたのが「連結3本針仕鰍ｯ」。
チヌ針5号を3本連続して結び、一番下の針をアジの背に鰍ｯる。
これなら、もしもアジを丸呑みされても、上針のどれかがヤツの唇に鰍ｩってハリス切れを防げるかもしれない。
期待を込めて再度活き餌投入。
潮に乗せて沖に流す。
やがて・・・・・・・
先ほどと同じようにビシッとウキが沈む。
飲み込まれたらアウトだとわかっているので、即、竿をあおって大あわせ。
今度はドラグ調整もバッチリだ。
しかし・・・
さっきよりでかい！
なすすべもなく走られた挙句、またもや無念のハリス切れ。
くうううっ！
くやしいっ！
夜が明けてからは、活き餌へのアタリはぱったりと無くなった。
ならばショゴでも狙おうかと、磯竿1号にウキフカセ仕鰍ｯをセットしてオキアミ餌で流してみるが、ヒットしてくるのは手のひらサイズの小メジナばかり。
目の前の海中は、青いメジナの群れで一杯！
このサイズでも丁寧に料理すれば美味しく食べられるのだが、あいにく今日はそんな気分ではない。
気温もぐんぐん上がり暑くなって来たし、ショゴもいないようなので、朝8時、納竿とした。
今日のお土産。
活き餌の残りアジ（含シマアジ）25匹。
から揚げでおいしく頂きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
帰宅後、再戦に向けて抜本的なタックルの見直しを行った管理人。
まずは、手持ちのリールで一番大きな6000番のステラに、ナイロンライン8号を巻いた。
コレを4号竿にセットするのだ。
そして、リーサルウエャ刀Aワイヤー付石鯛針。
これなら半魚人でも噛み切れまい。
ふふふ・・・
本日のＢＧＭ
ジェフ・ベック 「ワイアード」
