カレンダー貰いました(笑)。
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全国のローソンにて、絶賛配布中。
ところで、このところテレビも新聞も、衆議院の解散総選挙の話題で持ちきりである。
言うまでもなく、今回の選挙はこれからの日本の運命を左右する、かつてない重要な選挙である。
にもかかわらず、準備期間は極めて短い。
候補者にとってだけでなく、有権者にとってもだ。
私は、有権者が「碇シンジ」化することを懸念する。
「は?なんのこっちゃ?」と思われるはずなので一応説明しておくと、要はこういうことである。
シンジ君は、前回の劇場版「破」のラストで、仲間を助けたいという気持ちが高じて暴走し、サードインパクトを引き起こしてしまう。
新劇場版「Q」では、サードインパクト後の世界が描かれるわけだが、そこでもまたシンジ君は「やらかして」くれる。
(以下、ネタバレの内容を含みますので、これから映画を観る予定のある方は読まないで下さい。)
荒涼とした廃墟の世界。
その原因が自分だと聞かされても、その事実を受け入れることができないシンジ君。
「僕は知らないよ。なんでこんなことになってるのか、全然分からないよ。」
絶望し、何も信じることができなくなってしまう。
「僕はただ、仲間を助けたかっただけなんだ・・・」
そんなシンジ君の前に現れた新しい「友人」が、一緒に幸せな世界を取り戻そうと囁く。
「僕達なら出来るよ。」
新しい「友人」の言葉を信じたシンジ君は、かつての仲間の必死の制止も聞かず、再び暴走する。
そして、世界はフォースインパクトの危機に・・・(以下略)
前回の劇場版「破」の公開は2009年6月。
前回の衆議院選挙が2009年8月。
今回も新劇場版「Q」の公開直後に総選挙。
偶然にしては出来すぎである。
シンジ君は、決して無力ではない。
全国のシンジ君の一票には、日本を救う力がある。
しかし、情緒に流され暴走してしまうと、日本を破綻へと導く危険性を秘めている。
選挙に向けて各政党に求めたいことは、有権者が的確に現状認識し、合理的で適切な判断ができるよう、必要十分な情報を分かりやすく提供することだ。
日本で、世界で、今何が起きているのか?何が問題なのか?その原因はどこにあるのか?解決の道筋は?
各政党は、有権者に対し十分な説明を尽くすべき責任がある。
そして有権者も、冷静に、慎重に、各政党の政策を熟考したうえで、政権選択することだ。
政治家の個人的なキャラクターで判断したり、世間のムードに流されたりしてはいけない。
大衆におもねる政治家の言葉を信用してはいけない。
既得権益を擁護しようとする勢力には、厳しい態度で臨まなければならない。
数年後、全国の有権者が、映画のラストシーンのシンジ君のような顔になっていないことを祈るばかりである。