潮待小屋

外房「春のカニ祭り」2016

 
さて、週末である。
今シーズンも絶賛開催中の「カニ祭り」に参加するため、道具一式車に積み込んで外房サーフに向かった。

あれ?前日の投稿で、今週末の釣りはお休みって言ってなかったっけ?と思われた方。
はい。その通りでございます。「釣り」はお休みです。
しかし、「出漁」しないとは一言も申しておりません。
確信犯の前振りでございます(笑)。

午前6時。
夜明け前のサーフに到着。
いい感じの離岸流を見つけて立ち位置を定め、仕鰍ッの準備。





仕鰍ッは釣具屋さんで売っている市販のカニ網。
餌はサンマのブツ切り。

竿とリールを使って餌の付いた仕鰍ッを投入するので、これもひとつの「釣り」だという見方もあるかもしれない。
しかし、「釣り」とは本来、「鈎」を使って獲物を鰍ッて捕る行為だと理解している。
なので、これはやはり「釣り」ではなく「漁」である。

投入準備が整ったところで、水平線に朝日が昇ってきた。






今朝はちょっと面白い現象を観察することができた。
蜃気楼の一種で、「だるま朝日」というらしい。













いったん雲に隠れた太陽が再び顔を出し、二度目の日の出。
あらためまして、お早うございます。





肝心のカニの方は、一投目から予想を上回る大漁♪
ひと流しでこんなに沢山鰍ゥってくる。





ヒラツメガニ。
別名キンチャクガ二、マガ二、Hガ二。
外洋のきれいな砂地に棲むワタリガニの仲間である。





鋭いハサミで挟まれないよう注意しながら一杯ずつ網から外すには、結構な時間がかかる。
そこで、網は2セット用意する。
網を引き揚げたらすぐに次の網に交換して投入し、流している間にゆっくりとカニを外せば効率的だ。





大きなバケツがあっという間にこの状態。
ハサミで挟まれると嫌なので数を数えるのは断念したが、帰宅後重量を測ってみたら5kg以上あった。





青空の下、穏やかなサーフはとても気持ちが良かった。
また天気のいい日に遊びに来ようかな。







帰路、料理の材料を仕入れるために地元スーパーに立ち寄ったところ、鮮魚売り場にヒラツメガニが並んでいた。
なんと、2杯で300円以上もする!
高級食材だったんだね。





私は1本100円のサンマ2本で5㎏以上捕獲しましたぞ。
えっへん!(笑)


◇◇◇◇◇


今夜の亀山亭は、旬の高級食材(笑)、ヒラツメガ二尽くし。

まずは、蒸し器で蒸した「蒸しガニ」。
ワタリガニならではの甘い身肉と濃厚な内子、味噌が最高に美味しい♪
茹でるのは味が抜けてしまうのでNG。





こちらは「唐揚げ」。
一般的なワタリガニに比べて殻が柔らかいので、胴の部分は殻ごとサクサクいける。
さすがに脚はちょっと厳しいけれど。





そして、蒸しガニをつつきながら、身肉、内子、味噌を若干量、別の器にキープする。
これは後で使うのだ。





本日の締めは、「カニ飯」。
炊飯器に白米を入れ、その上に水で戻した昆布を敷く。
醤油、酒、味醂で少し薄めに味付けをして、水の量は普通にご飯を炊くときと同じ。
そこへ、ダシ取り用に下ごしらえしたカニを大量投入。
うそ、マジか!と思うくらいに投入して、スイッチオン。





炊き上がったら、味の抜けたダシがらのカニと昆布を取り除く。





釜の底にできたおこげが全体に行き渡るようざっくり混ぜて、しばらく蒸らす。
いい感じになったところで器に盛り、先程こっそりキープしておいた「カニ身と内子のカニ味噌和え」をたっぷりとトッピングしたら出来上がり。





これは美味しい!
マジで美味しい!





東灘の「鳴海」があっという間に空になってしまった。
いや~、シアワセだ。

カニ祭り万歳♪\(^o^)/

   

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

かめやまこ
ねずげんたさん、こんばんは。
仕鰍ッをとられてしまいましたか。
それは残念でした。
河口近くは流木などが沈んでいることがあるので要注意ですね。
地元のおやっさんが大勢入っているャCントなら大丈夫だと思います。
かめやまこ
B.サーフさん、こんばんは。
上品ないいダシが出ますので、沢山とれたら下ごしらえして冷凍庫にストックしておくのもよろしいのではないかと思います(^^)♪
ねずげんた
こんにちは。凄いですね~。去年チャレンジしたものの、沖で絡んでたった一度の投入で仕鰍ッを無くしました。せつなくなった記憶しか残っていないのですが、いや~、今一度挑戦してみます。前回の記事と併せて再度読み込んで・・・、今度こそは(苦笑)
B.サーフ
かめやまこさん

お疲れ様でした。
しかし、素晴らしい!
カニ好きの私としてはもう我慢が出来ません!
それにしても、ヒラツメは遊泳脚を持ってたんですね。
ガザミの仲間だったとは!
かめやまこ
キャロルさん、おはようございます。
ここ数年、稚鮎の話を聞きませんが、過去のデータでは、ビッグひな祭りの前後が最盛期です。
実は稚鮎の群れが入るためにはある条件が必要なのですが・・・
今度お目にかかったときにお話しします。
キャロル
 かめやまこさん
 稚鮎の可能性はありますでしょうか。密かに期待しているのですが(笑)。竿もスタンバイしていますが、まだこれまで一度も大量捕獲できていません。
かめやまこ
rickeyさん、こんばんは。
網2セットは必須です。
あとは狙うタイミングですが、下げ潮の時間帯がベストです。
カニは潮間帯の少し先に潜んでいるらしく、満潮時よりも干潮時の方がャCントが近くなり反応が良いです。
かめやまこ
びっちゃさん、こんばんは。
出勤前はしんどいですねえ(笑)。
勤務地が近くて朝錬できる人が羨ましいです。
びっちゃ
くやしいな!近場におもちゃがいて。
そんなもん、出勤前の朝練でいけませんか(笑)

キンチャクは、身のおいしさに外れが少ないんですよね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「釣行記:⑩その他」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事