いろはにほへと

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

カンボジア最終日 上

2024-04-17 21:17:00 | 日記
5日目の朝は、もう帰るんだなーと
朝ごはんは近くのお粥や豚ご飯(ご飯に炒めた甘辛の豚肉がのってる)があるお店に、朝ごはんは優しめが良かったのでおかゆを選んだ


鶏肉も柔らかく、温かいお茶も着いてくる
何よりライムが良く合う
今朝も完食、美味しかった
部屋に戻り荷造りを始める、ストアで買った大量のお菓子が思いのほか場所をとってしまいちょっと反省
今日の観光は半日の予定、後は街でお土産巡りとボランティアさんがやってる塾と言うか放課後に子供を預かる所に文房具を届ける
トランクをなんとか閉めてホテルのフロントに預けた
最終日のこの日はタ・プロームから始まった
ここも映画トゥームレーダーで使われたそうだ、石造りの寺院が見事に樹木に捕らわれている
ここは王の母を弔う為に造られたとの事、さらに病院の役目も担っていたらしい
なんと慈愛に満ちた場所なんだろう








石と彫刻と巨大な樹木が根ざす



この窓から見える樹木の根がちょうどお尻のようでしょ、とガイドさんが教えてくれましたww
ひとしきり遊んだ
次は割と近くのバンテアイクデイに案内された


ここもジャヤバルマン7世が改装して仏教の僧侶がながい間住んでいたらしい
そして西側にスラ・スランという王様の沐浴の為だけの広大な人造湖が広がる











バンテアンクデイも素晴らしい彫刻が沢山施されている




この真ん中の彫刻が恐竜がいるとガイドさんがSNSにあげたら、学者が調査に来たりして話題になったとの事





塔の上のお顔も素晴らしい!
そのまま進んでスラ・スランに着いた
カンボジアには水にまつわる場所が多いように思う、人造湖、滝、川、あと今回は行けなかったが海もある
雨期があるので水との付き合いが深いからだろうか
スラ・スランには昔豪華な桟橋がかかっていたそうだ
近年桟橋をかけた所、ユネスコにダメ出しされて撤去した事があったと教えてもらった
世界遺産の区域に住む人は沢山いる
その為勝手に家を建てたり道路を造ったり出来ないので暮らしにくいと嘆いていた
スラ・スランの前の広場がとても気持ち良い所だった


広場にある木から羽子板の羽のような物がクルクル回りながら落ちてきた、調べたらツクバネ草と言うらしい
とても綺麗な景色だった


清々しい気持ちになってお昼ご飯に向かった
お昼はこぢんまりとした洒落たステーキハウスに来た
ステーキにも惹かれたがスパゲッティにした、疲れている時のお肉は歳のせいかきつい
みんなで楽しく食べた
次は楽しみにしていたお買い物だ
まずはカンボジア・カルチャービレッジに行った
そこは彫刻や絵画、織物などカンボジアの文化保護と若者に技術をつける為の施設、お土産が買えるオシャレな雰囲気のお店が併設されている
彫刻体験などもできて目の前で作ってるところも見れてなかなか楽しい
私は絹の生地と漆塗りの小さな壁掛けを買った


そして次はカンボジアでは有名なクッキーを買いに行った
マダムサチコという日本人が現地の女性を使って地元や女性の為にと作ったお店らしい
今はサチコ本人は関わっていないとの事
香辛料や絵葉書、アロマオイルなどいろいろあった
クッキーをいくつか買いいよいよ街に向かった
街では本当に沢山のお土産屋がひしめきあっ

ている
本物とは思えないブランドのロゴの服やカバン、靴なんでもある
もちろんカンボジアらしい雑貨もある
目移りしながらかわいいポーチを買った


これはセメントの袋を使って作られているそうだ
お土産は大体半額までは値切れるらしい
一緒に行った高校生は値切り過ぎて、お店の人からそっぼをむかれたらしい
値切りの頃合いが難しいが楽しい
以前から気になっていたがシャムリアップ川にとても素敵な橋がかかっている






マディソン郡の橋 と言う小説を読んでから屋根のある橋にとても興味をひかれる
橋の上はベンチがあり、涼しい風が吹いていてドラマの主人公になったような気にさせてくれる
街も充分満喫した
ホテルに戻り荷物を持って最後の場所に向かった


































カンボジア最終日 下

2024-04-17 21:00:32 | 日記

ホテルに戻り荷物を持って最後の場所に向かった
そこは街から1時間ぐらい車で走った所にあった
車で赤土の小道を入って行くと花壇が見え広場といくつかの小屋が見えた
ガイドさんが生まれ育った所のそばで、そこでは子供がいろんな勉強や遊びが出来て、ただいるだけでもいいような所だった
何人かの子供はボール遊びをしていたり、本棚の本を片付けている子もいるし、花壇の水やりをしている子もいた
裸足の子も多く、着ている物はちゃんとしているが子供らしいラフな格好だ
みんなニコニコしていて楽しそうで、それを見守るボランティアの大人達も優しく見守っている
とても心地よい、ふと建物の向こうに目をやるとすぐそばを川が流れていた
近づくとハスの花が咲いていた




人の手が入っていないせいか懐かしい感じがする
柿田川の川辺のようなゆったりした気持ちになった
蓮の花が群生している美しい景色だ
なんとも言えない満ち足りたと言えば1番近いような気持ちだ
ふと目をあげるとそこには白い水牛がゆったりとくつろいでいた


多分この時の気持ちは伝わりにくいかも知らない
例えるなら映画の回想シーンがスローモーションで流れ、主人公が涙しながら懐かしむような気持ちだ
私は映画のグラディエイターが好きなんだが、その中で主人公が亡き妻と子を思うシーンと通じるような気持ちだ
お釈迦さまが瞑想していたであろう時代に入り込んでしまったようだ
数日遺跡を巡りいろんな気持ちになったからなのかも知らない
ものすごく感動してしまった
カンボジアの遺跡にも心をつかまれてしまったが、カンボジアの国の人々にもとても興味を持った
18年前にアンコールワットに初めて行った時、早朝静かな中 外濠を小舟に乗って川を綺麗にしている人がいた
仕事なのかも知らないがその風景はとても気持ち良かった
本で読んだんだが、アンコールワットがなぜあるのか忘れられた時の話しで
ヒンドゥーの神と人間の女性との間に生まれた王子が父のいる天界を訪れた
王子は素晴らしさに感銘を受けた、父である神は王子をカンボジアの王に命じた
神は天界で見た物全てを建設するように言った
しかし王子は謙虚にも家畜小屋の模写だけを申しでたという
天上の建築家はたちまちカンボジアの遺跡を造ったという話し
そんな話しが20世紀初頭まで信じられていたそうだ
謙虚にもほどがあるww
慎ましさという美徳だと思う
又、16世紀に中国からカンボジアを訪れた中国の周達観はカンボジアの人々はとても優しいとあるそうだ
そして現代、私のカンボジアの人に感じるのはやはり優しさやユーモアだ
カンボジアにももちろん犯罪を犯す人はいる実際ポルポトの内戦や遺跡の盗掘や破壊いろいろあった
私の見た人達は何かに対する憎しみが感じられない
発展途上にあり希望があるからかもしれない
他のアジアの国でたびたび出会ったような憎しみのある眼差しに出会った事がない
孤児院や子供の周りにいる大人達の目はとても優しい
疑い深い私には最初信じられなかった
でも本当に優しい
人間の中の思いやりや理性や知性で世の中が良い方に進むかも、そんな事まで思ってしまう
戦争や内戦も経験したこの国はどうなっていくのか、これからも目が離せない