いろはにほへと

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夏越しの祓行ってきた

2024-06-30 22:20:00 | 日記
何年か前に神社の前を通った時に大きな稾の輪があるのを見た
どれほど前かもどこだったかも思い出せないが、鳥居の奥に輪っかがあるのは不思議な光景だった
その輪をみた時にふと、小川未明の"金の輪"
の話しがふと浮かび懐かしいような恐ろしいような気持ちになった
"金の輪"のあらすじは病気がちの男の子が逢魔が時(夕暮れ時)に一人外に出ると金の輪を良い音を鳴らしてころがしながら通り過ぎて行く男の子を見かける、すれ違いざまにその子は病気がちの男の子に微笑みかける
そして次の日も同じように通り過ぎる
病気がちな男の子は次は話しかけてみようと決心するが金の輪の子に会えないままついに亡くなってしまう と言う話しで、とても綺麗な日本語で書かれていて子供の頃に読んだ時にはとても衝撃を受けたのを覚えている
この話しは"赤い鳥文庫"という1918年に発刊された子供向けの文集だ
綺麗な言葉でいろんな独創的だったり、子供心に何かの種を植え付けられるような本だと思う
今の子供にも読んでもらえたらいいのに
話しはだいぶそれたが神社に戻そう
地元の神社に行った所、輪っかはなかった
どこに行こうか迷ったが今日はドライブがてら静岡の三保神社に行く事にした
前に行った事があるが駐車場もあり、上手く行けばすぐそばの三保の松原から絶景の富士山が見える


東名の清水インターを降りて30分ぐらいは走っただろうか、世界遺産になったせいか道案内の看板も沢山あり迷わずにつける
三保の松原側に大きな駐車場があり、そこから三保神社への木製の参道が伸びている




三保神社は御穂神社と書くのが正しい 
鳥居の奥にお目当ての輪っかがちゃんとあった、嬉しい




輪っかはちの輪(茅の輪)と呼ぶ、輪をくぐる作法があるらしい
左に回り右に回りもう一度左に回る、異世界には通じてないようだ
境内に入ると神楽殿らしき舞台がありその奥に本殿、右手に社務所がある






丁度 神事が始まるタイミングだったようだ、お参りをして御朱印を頂いた












境内を見て周った
夏越しの祓とは、一月一日から半年の間の穢れをはらうと言われている
私の穢れもはらえただろうか、この時点で清らかになれたなら次の半年はちょっとぐらいよこしまな気持ちでも大丈夫だろう
まずは美味しい物を食べたい欲を満たすべく
評判のケーキ屋さんに寄って帰ることにした
清水の街はサッカーの試合があるらしく、オレンジのユニフォームの人が沢山いた
私も野球見に行きたいと思った、早々に欲だらけだなー
残りの半年も元気に過ごせますように