風のアルバム

些細な記憶の断片
或いは今日の雑感

デパ地下 (late 1960’s)

2025-01-04 09:28:10 | 日記

正月の初売り

都心にある有名百貨店のデパ地下の混雑は

尋常ではありませんでした

伯母と兄姉たちと行ったのですが 私と次兄は

群衆のうねりに飲み込まれてしまい あっと気がつくと

伯母たちとはぐれていました

その時私は6才7才くらいでしょうか

そうすると6つ上の兄にしたって小学6年生か中1です

2人とも子供でしたが 日頃から我慢強く大人びていた兄は

こんな時も冷静で頼りになりました

しばらくすると店内アナウンスが流れ

私たちの氏名が呼ばれたのでしょう

兄は私の手を引いて指定された場所を目指しました 

実はその時私はアナウンスさえも聞いておらず

終始何が何だかわからないままでした

残った記憶は

何かのアナウンス

私の手を引き人混みを突っ切る次兄

それだけでした

 

 

 

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