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ちょっとした心の動きを綴ります

木枯らしに

2009-11-03 | 詩歌
このまま木枯らしにさらわれたい
確かにその時、私はそう思った
いっそ失ったことは忘れたい
確かに後から、私はそう思った

いま左の手がかすかに覚えている
あなたの大きな手、そのぬくもり
でも何か大切なことを忘れている
とても小さな声で、いったつぶやき

私は今でもこうしてこの道を
歩いています。毎日、毎日
そうしてあなたのことを思い出すのです

木枯らしが吹く季節が来ると
私は思うのです。毎日、毎日
こうしてあなたのことが遠くなるのです


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