最近、国内外問わずクラシック、ジャズその他ジャンルでもトロンボーンのCDのリリーズが非常に多く、それらの新譜は大概購入してチェックしてるんですが、その中で僕が聴いて本当に素晴らしい内容だな、と思えるCDは少ないですね。もちろん松永さんのように素晴らしいCDも何枚かありますが。。。LP時代に比べて今はCDを作る事は、随分と低予算で作れるようになったので、CDリリースの数も増えて来たんだと思いますが、数が増えた分、その内容の乏しいものも多いように思います。
クラシックに関しては専門外なので発言は控えさせてもらいますが、ジャズその他ジャンルのトロンボーンCDについては、アルバム1枚通して聴いてられないCDが多いかな。これは演奏者の実力云々というよりも、アルバムのコンセプト自体がいまいちなものが多い(辛らつな言い方をすれば、センスのダサイものが多い)。つまりプロデューサーの力量不足を感じてしまうCDが最も多いですね。何故でしょう、邦楽でも洋楽でも巷で一般的に売れているCD(ロック、R&B他いわゆるポップス)は、そのアルバムコンセプト、プロデュース等にもの凄い力を入れているのに、ジャズ系のCD(特にトロンボーン)は、その辺がとってもいい加減になっていると思うんですよね。自分がトロンボーン吹きのせいか、妙にトロンボーンのCDの音楽的センスの無さが気になって仕方がないんですわ。世間一般的な音楽センスとのズレをもの凄く感じる訳です。もちろん中には、Y・M氏のようにトロンボーン奏者でありながら、素晴らしいプロデュースセンスを発揮されている人もいますがね。。。
トロンボーンのCDリリースが多くなり、非常に良い傾向であるとは思いますが、今後はもっとコンセプトのしっかりとしたCDが増えてくれる事を期待したいところです。
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