また、H-EQは周波数がピアノ鍵盤とリンク表示されるので(鍵盤をクリックして周波数選択することも可能)、どの周波数がどれ位の高さの音なのかが一目で把握出来ます。とてもミュージシャンライクな設計ですね。
マスタリングでは最近MS処理が流行っているようですが、具体的な使い方の一例としては、マスタリング時に真ん中に定位するボーカルの高域を持ち上げて音抜けを良くさせたいけれど、通常のステレオEQ調整だと左右に定位する楽器(例えばギターとか)の高域も一緒に持ち上がってしまい、オケ全体のサウンドがキンキンになって耳に痛い音になってしまいます。これがMS処理によるEQ調整ならば、左右に定位する楽器の音質は変えずに真ん中のボーカルの高域だけ持ち上げることが可能になります。ヒップホップなどでキックの音をマスタリングで更に前面に押し出したい時などにもMS処理は適しています。
*ちなみにMS処理とは、M=Middle(真ん中)とS=Side(左右)の音声信号を分離させて個別にEQ、コンプ等で音質調整する処理のことです。
数日前からマスタリングでは必ずH-EQを使っていますが、この便利さに慣れるともう普通のステレオEQには戻れませんね。音もアナログ的色付けがあり、大好きな音です。アナログ的色付けといっても、決して過剰なアナログ感を押し出した感じではなく、程よく心地良いアナログテイストが加わるところが素晴らしいと思います。このテイストは今までのWAVESに共通する部分で、WAVESのプラグインはただ通すだけで、なんとなく心地良い音色になります。デジタルなのになんでこんなに心地良いアナログ感が出せるんだろう。不思議。やっぱりWAVESって凄いよなぁ~。
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