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このCDはずっと捜していたんです。1984年にリリースされたLPをCD化したものです。大学の頃そのLPを買って、何曲かコピーして自分のバンドのライブで演奏もしてました。だから僕の演奏スタイルは、ライケンバック、特にこのアルバムからの影響をとても強く受けているんですねぇ(ある意味、僕のアイドルです)。テナーとバストロを両方吹きこなすところとか、このアルバムの最後に収録されているライケンバックの1人多重録音の曲とか、もうまさに今の僕のスタイルの原点です。
このアルバムは今聴いても、そのサウンドも、演奏スタイルもとてもモダンで洗練されてます。いわゆるオーソドックスなジャズとか、セッション的な録音と違って(トロンボーンって結構この手の録音ものが多い)、かなり綿密にアレンジされていて、何度聴いても飽きませんね。
ライケンバックと言えば、最近はもうすっかりバス・トロンボーン奏者としての方が有名で、実際テナーの演奏を聴ける機会というのもほとんど無い訳ですが、このアルバムはテナーの演奏が中心で、素晴らしいプレイです。この人のアドリブって音使いが結構(理論的にも)難しくて、一種独特のフレージングです。ユーフォニウムでもアドリブ吹いているんですが、これがまた上手い!(本当に器用な人だ)
今日CDを買ってウチで早速聴いてみましたが、やはり音は断然'84年リリースのLPの方が良いです。CDの音はダイナミックス・レンジが随分狭くなったような音で少し残念ですねぇ。でもCDの方はボーナス・トラックで1曲増えているから、まぁ良しとしましょう。
(写真の大きいのが'84年リリースのLP、左下の小さいのが'97年リリースのCD)
余談ですが、渋谷のタワーレコードって、かなり管楽器に力入れてますね。今日、久しぶりに行ってびっくりしました。特に金管楽器のCDが沢山置いてありました。やはり金管楽器やってる人って、基本的にマニアックな人が多いから、お店としても金管楽器のCDの品揃えを豊富におけば、確実に枚数が出るからなのでしょうね。
あとブラストやスイングガールズとかの影響で、管楽器自体の人気が上がって来ているというのもありますね。
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