このシリーズでは、「音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと」と「音楽家ならだれでも知っておきたい呼吸のこと」を持っていますが、内容としてはだいたい同じ体系で、それを更にトロンボーン奏者向けに限定した内容でしょうか。この本に書かれているようなことは、僕自身は大学生の頃に毎日悩みに悩み、自分なりに試行錯誤を重ねて解決してきたことなので、特別必要な知識ではないのですが、レッスンで人に教える場合には参考になりそうです。奏法に問題を抱えている人、伸び悩んでいる人、壁にぶつかっているような人にとっては解決のための何らかのヒントになると思います。奏法に問題を感じていない人にとっても、知識として知っておいて損は無いと思います。
トロンボーン奏者ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと | |
デイヴィッド・ヴァイニング | |
春秋社 |