木村秀子 Blog

ピアニスト 木村秀子の音楽日記

セネガル旅行記11.セネガルの日常

2018-06-26 15:49:47 | セネガル
2018.2.14(水)
昨晩、明け方に帰宅したもののあまり眠れず。
リビングに行くと神エンジニア、ジェジーが居たのでずっとおしゃべりをしていた。
昨日のライブハウスの音響の事、
ユッスー・ンドゥールのPAをやっていた頃の話、
ワッド政権の話などなど。
気が付けばお昼ご飯(といっても3時頃)になっていた。
本日はホワイトチェブジェン。
今、ワールドカップでセネガルの事がいろいろ特集されているが、
セネガルの食事は日本人の口によく合う。

食後、カズとザール宅周辺を散歩する。
近くの空き地では青年たちがサッカーの練習をしていた。
もちろん、足場は砂地だ。

近くではヤギが草を食べに来ている。
          

また、住宅のすぐそばにバオバブの気が沢山生えていた。
写真の横に丸く印をつけたのが人間のサイズで、
木の上には鷲が巣を作っている。

バオバブの実はビタミンやカルシウムも多く栄養価が高い、
これにミルクやピーナッツバター、砂糖、クスクスを混ぜたガラという
スイーツが格別に美味しい。
スペルを聴いたらNgalakhと書くそうな。こりゃ読めないわ。
          ←Ngalakh

さらにブラブラ歩いていると大通りの反対側の広場に人だかりができていた。
行ってみると若者が相撲を取っている。
さらに近くに行くと「賭けるかい?」と言われる。
ここに居る人たちは平日の昼間なのになんで居るんだろう?と思うが、
仕事が少ないので昼間からブラブラする、道端に腰かけてぼーっとする
あるいは家でテレビを見て過ごす人が多い。
でも、一家の稼ぎ頭がいて、ちゃんと家族や親戚に富みを分け与えるので
暮らせていけるという。
分けて貰えなかったらどうなるの?と思うが、
分け合うのが当たり前、そういうものなのだそうだ。

夜、ジェジーはザールバンド初代キーボーディストのダボー宅に行き、
ザールは友人宅に行って留守。我々はリハ室で練習。
音を出すと、あれ?ノイズが無くなっている。キーボードの音もクリアだ。
PA卓をみると横にハンダこてが置いてある。
ジェジーだ!
昨晩、我々が留守の時に接触不良を直してくれたという。お見事。

しばらく練習しているとハーディが「ご飯だよ~」と呼びに来てくれた。
食卓にはガラが置いてある。
晩御飯に甘いもの?とも思うがクスクスが入っているのだから食事なのだろう。
ともあれ、バオバブのジュースから作った本物のガラが食べられて嬉しい。
ありがたや、ありがたや。

続く



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