思った通り水仙として情報がどんどん現れる。水仙峡などもあり日本人にはなじみ深い花の名前なので当たり前?
撮影日: 2017/01/09
ナルキッスス Narcissus はナルキッススで検索すれば現れ、ナルキッススの名で園芸種が次々と登場していることがわかる。これらはスイセンの強いイメージとはいささか異なる花の姿をしている。
スイセンで親しまれている花は今さらナルキッススなどと呼ばれたくない。水仙峡をナルキッスス・バレーには変えられない。方やスイセンでは売りにくい新しい園芸の花がある。
そこでスイセンを名乗りたいものはニホンズイセンなどを名乗り、ナルキッスス派はナルキッスス・バルボコディウム Narcissus bulbocodium のように名乗ることで住み分けをしている。一般的な学名と和名という関係とは趣を異にしている。
花の名前: カンレンボク
撮影日: 2016/11/13
撮影場所: 長居植物園
ミズキ科 カンレンボク属 夏にクリーム色の花 秋に実をつける
【アメリカアサガオ】で検索すると? 侵入生物とされる雑草であるとわかります。
撮影日: 2016/07/26
撮影日: 2016/07/16
侵入生物にリストアップされている野草なので、園芸用にはなりませんが、自生のものを過ぎない程度なら刈り取らず、大きなアサガオとして花を愛で、ときに日よけ(グリーンカーテン)に利用するのもありなようです。
葉の丸い変種マルバアメリカアサガオがあるとのことですが、なんだか混じっているようにも見えます。次に見るときに確認しなければなりません。
青い大きな花をつける園芸種はセイヨウアサガオやソライロアサガオと呼ばれアサガオの範疇で、アメリカアサガオはアウトローな存在となるようです。
泥踏んで 汚れちまった悲しみに 電信柱けっとばした
フランス菊は道端に咲く外来の野花で繁殖力が強く農作物を害し駆除の対象。まるで不法滞在者。親類の マーガレットやノースポールは合法滞在者あるいは帰化人。フランス菊の逞しさは交配で多くの混血美人に受け継がれている。人間も国際化の課題に直前している。
花の名前: フランスギク
撮影日: 2017/05
撮影日: 2016/12/31
サクラソウ科サクラソウ属 ( Primula )
園芸種プリムラは花の姿が多様でプリムラ・ジュリアンのように品種で呼ばるのが一般的になっているが、とても種類が多く見た目で品種の判断は危ういので、総称でプリムラと呼んでおく。
撮影日: 2016/12/31
桜のイメージがあるプリムラ(総称)には伝統的な桜草の系統の「サクラソウ」に対し外来種プリムラの系統があり「セイヨウサクラソウ」ともされるが線引きはできそうにない。
エッセイ風に
プリムラ和名サクラソウ。和種の桜草は繊細で限られた場所で大切に育まれている。そばにあるのは外来種を改良した園芸種。花に安らげるのは外来由来の強さのおかげなのだ。いま私たちは外来の人々をどう見ている?彼らに何をしようとしている?そばで咲く花たちと話しあってみないかい?
素直な心はすぐわかる大観の絵も絵本も挿絵もみんないい
足立美術館 https://www.adachi-museum.or.jp/ は横山大観を始め邦画の巨匠や大家の絵画が揃う大美術館。たが大展示場へ向かう通路に飾られる絵本や挿し絵作家の作品に目が止まる。多くはスルーする。目当てでない。もったいない。
世の常の姿がそこにある。一方で創業者の大きさがわかる。広くはない通路。大人数に立ち止まられても困る。私は思った。ここで心を素直にして目の曇りを洗う。ここは心の手水舎。
キツネノマゴ科キツネノマゴ属キツネノマゴ。まことに気持ちよいほど堂々とした名前を持つ雑草の花で、名前をくちにすると、ふと日本昔話の背景が浮かんでくる。
撮影日: 2016/09/17
一見して、ひ弱そうな感じがするのに、とても粘り強く、すっと昔から今もなお野に生え、可愛らしい花を見せてくれる。過度な除草は控えて、消滅させないようにとお願いしたい。