
ハナニラで数多く出てくる情報に混じってイフェイオンの名も見られます。よく見ると、園芸情報サイトはイフェイオンが併記されているのに、通販サイトは専らハナニラがタイトルになっています。
撮影日: 2017/03/12
ハナニラ属 Ipheion の園芸種はイフェイオンで呼ぶのが主流になっているが、検索キーワードはまだまだハナニラであることがわかります。袋にはイフェイオン(ハナニラ)と書かれているものが多く見受けられます。
セイヨウアマナ(西洋甘菜)の呼び名もありますが最近ははあまり使われないようです。アマナ(甘菜)は学名 Amana になっている日本の植物でユリ科に属する植物です。
キジカクシ科のオオアマナ(大甘菜)Ornithogalum はアマナとの類似性から着いた名前です。こちらも今ではオーソニガラムが主流です。本家のアマナはめったに見られない花なので名前を持ち出されても困っちゃいます。
ではネギ属のニラについてはどうでしょうか? 葉がニラ(韮)に似ている? 似てなくもない。臭いがネギに似る? そんなに気になるほどではない。昔の人々が直感で呼んだ名が口伝で広まり、気が付けばこうなっていたということなのでしょう。