『みつばの郵便屋さん④幸せの公園』小野寺史宜07(ポプラ文庫2017/10/5)
少し宛名が違っていても届けられれば届けたいが、さすがにこれは?宛先も差出人も不明のハガキ。
だが、チラッと見えた文面に思いを察してしまった秋宏はかすかな手掛かりをもとに謎の受取人を探し始める。
心優しいポストマンが繰り広げる小さな奇蹟の物語シリーズ第4弾。
『かもめが呼んだもの』『テスト』『お金は大切』『幸せの公園』4話連作短編集。
・人間て、たぶん、優しくない相手に優しくはできないです P98
・みんなさ、生きてるうちは、ずっと試されつづけるんじゃないかな。
それは、たぶん、そんなに悪いことじゃないんだよ。
だからがんばれるっていうのも、ちょっとはあるし P112
・別れは悲しい。が、明るく別れられるなら、そうしたい P127
・人は守り、守られる。
その二つは、実は分けられないような気がする。
ギブアンドテイク、みたいな話ではない。
守ることで、人は守られる P149
・昔のことだから、笑って言える P251