『MGC マラソンサバイバル』蓮見恭子01(光文社2019/8/30)
東京オリンピックの女子マラソン競技日本代表選考会であるMGCがスタートする。
12人の選手中、優勝候補は5人。ハーフマラソンアジア記録を持つ須藤千春。
初マラソン日本最高記録保持者だが、メンタルに不安のある真鍋結衣。
170センチ近い長身で暑さと坂に強い橋口樹里亜。アフリカ系の日本人選手である寺岡レオナ。
夫でもあるコーチと娘に支えられて挑む花房智香。果たして栄光は誰の手に? 女子マラソン小説。
・経験を積み重ねる事で得られる自信や、実績という裏付け P36
・人がやらない事、やりたがらない事をやらないと勝てない。
強くなりたければ、常識で自分を縛ってはならない(略)
常識は、時に人の脚を引っ張る P52
・距離を踏むことで自然とフォームが整い、エネルギーを使わない走り方ができるようになる P55
・脚を引っ張ろうとしている奴らだ。
蹴散らすだけ P127
・やる気を失っていたのは、年齢のせいだけではない P181
・楽しいと思える範囲でやっているうちは好きでいられる。
だが、仕事となれば、好きなだけじゃ駄目だ。
結果を出さなければ、何もしなかったのと、同じ事にされてしまう(略)
自分が持っている才能や技術を武器に、全身の力を振り絞って人生を切り開いてゆく P196