『私の本棚』

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心の宝箱【人間は何かに困るといろいろ工夫して、結局はうまく目的を果たすことができるのだ】

2024-11-16 21:06:53 | 心の宝箱


『この道をどこまでも行くんだ』椎名誠(新日本出版社2019/9/5)

コブラの踊り、タクラマカン砂漠の白骨林、すざまじいスケールで眼前に展開する人間たちのカオスもあれば、
その地で生を全うしていくのがよく分かるしわくちゃ顔の女性の穏やかさと
南米大陸に広く棲息するラクダの仲間のグアナコの優しげな顔などにも目を向ける。
アウシュビッツ収容所跡の周辺で牧草を刈り込む老農夫にフォーカスし、
命を見つめたメッセージで締め括る味わい深いシーナの世界。思いがけない不思議な光景。
『踊る』『食べる』『捕る』『底力』『遊眠』『異次元』6部編成。
自然と人々への讃歌フォト50枚をエッセイとともに収録。『東京スポーツ』連載を改題、加筆修正して単行本化。


・人間は何かに困ると(略)
いろいろ工夫して、結局はうまく目的を果たすことができるのだ P113


・旅人が夢中になって取り込まれ何度も行く土地は、インドかアフリカだという。
どちらも広大な面積にいろいろな種族が生活しており、文化がそれぞれ極端に違っていたりするから、
いったん取りつかれてしまうと、行くべきところがどんどん増えてくる P180




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