『みつばの郵便屋さん⑤ 奇蹟がめぐる町』小野寺史宜08(ポプラ文庫2018/11/5)
郵便配達員の平本秋宏の初恋相手がみつばの町に引っ越して来た。
転入通知を見てどぎまぎする秋宏は配達人と受取人の関係にすぎないと心を落ち着かせようとするが…。
懐かしい人生が交錯するシリーズ第5弾。
『トレーラーのトレーダー』『巨大も小を兼ねる』『おしまいのハガキ』『奇蹟がめぐる町』4話連作短編集。
・謙虚にいかなきゃダメなんだ(略)
でないと慢心する P17
・住みたくない場所に住むのは、相当なストレスがかかる P28
・いつも目線を同じ高さにする P61
・女の人は、ちがいますよ。
ドレスのおかげできれいに見えるっていうのでもなくて、やっぱりちがいます。
タキシードが似合わない男はいるかもしれませんけど、
ウェディングドレスが似合わない女の人はいないです P109
・ミスをおそれる人のほうが頼りになる P129
・亡くなると、人はもう何もできない(略)
死を悼んでくれる誰かの手で自身についてのハガキを出してもらえることもある。幸せなことだ。
喪中ハガキは一人の人間のおしまいのハガキなのだ P209
・離婚とちがい、再婚には家族以外の人が関わる P215
・ちょっと気が紛れます、人と話すと(略)
一人は気楽だけど、たまには会話もほしい。
人間て、やっぱりそんなふうにできてるのかな P219
・一人でいいっていうのとずっと一人でいいっていうのは、ちがうからね P237
・人が笑っている顔は、いい。
好きな人の笑顔なら、なおいい P239