『波音だけがリフレイン』
意外なのは
こんな朝早くに鳴った
ラインの通知
今は一番愛しい君からの
大丈夫
ちゃんと分かってる
病がいつもと違う言葉を
言わせてるって
だって君も私も障害者
決して軽くはない方の
君が好きだと
言ってくれた日から
私も心
君の隣に
歳の差なんて
きっと意味を成さない
君が一番
分かってるね
だからほら
もう一度ゆっくり休んで
いつだって私は
そばに居るから
パソコンの画面の中
映るビーチには
励ましのつもりか
波音が優しくリフレイン
波音だけがリフレイン
君と私の続く日常
※書き下ろ詩。