目玉焼きからの気づき

こうしなければ　認めてもらえない
こうしなければ　価値がない
こうしなければ　伝わらない

の　　

こうしなければ　について


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1か月ほど前から親父がコケて入院しています
うちは基本親父がご飯のオカズを料理する家庭なんです
変わっているでしょ？
家は菓子屋をしているせいもあって、役割分担がそうなっています
で私が年老いたお袋のオカズを作らなきゃいかんのです

そんな私も一応菓子職人もしていた時期があり、物を作るのはするときはします
もともと食通でないしあるもの食べて生きているんですけど、親父の長期入院はさすがにずさんになってきたので最近作り始めました

菓子は作っても料理はほぼ初めて
玉ねぎ初めてむきましたもん　
どこまで剥けばいいのって
料理得意な友人に電話で聞きながら、なんやかんや作れるようになりました
基本食べ物作るのは同じなので、フライパンやガスコンロの使い方などお手のもんでしたよ


目玉焼きからの気づき　というのは


親孝行の話なんです



菓子屋を継ぐ継がないで若かれし頃親と対立してしまって、現在は歌で食ってます
色々な親孝行があるけれど、一度こういう経緯があると真っ直ぐな親孝行の仕方がわからない

見た目には
店も継がず歌って呑気なものだ　
でしょう

歌の関係家にいることがない時が多いし、一緒にいて世話もしてあげられない
この段階で親孝行してないなって思う
卑屈になるんですよ、ここが


でも今回のことでわかったの
生まれて初めてお袋に湯気の上がったアツアツの目玉焼きを差し出した時に


こんな些細で身近な所に親孝行があるんだなって


最初はそんな気がなかったのに、インスタントや缶詰めばかり買い込む自分の姿があまりにも哀れで作り始めた料理の結果


私は我がままだけど、自分ひとりでやりたいことあって、同居して自分が窮屈な環境に身を置くことはできない
でも何も一緒に所に住んでピンからキリまで面倒みるだけが親孝行でない
そんな立派なことことできないもの・・・

日頃話会話も快く返事できない自分の性分も嫌っているけれど


ご飯作ることならできる
親父の代わりに作れない菓子を作ることもできる



それで勘弁して

それならできるし、それしかできない



こうしなければ　認めてもらえない
こうしなければ　価値がない
こうしなければ　伝わらない


の　　



こうしなければ　が自分勝手に設定されているところが卑屈になる原因だった



この設定値は生まれ育った環境の産物だからこびり付いていて簡単とれません


でもいいの　無理に剥がさなくても


風にさらされ自然風化でポロッと落っこちる


それまでそのままにしとくの


それまで苦悩して充分苦い感情を堪能したら剥がれますから




えっ、そんな苦悩なんて堪能したくない？



その堪能の仕方はこちらに書いてあります


喜怒哀楽　を語る。http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=52c93614c0bf4a61dce01ffb9fa518ed




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