8月も3分の1が過ぎようとしておりますが、まだまだ厳しい暑さが続いております。
昨日は小・中学校時代の同窓会に出席しまして、懐かしい面々と楽しい語らいと
美味しいお酒で、有意義な数時間を過ごす事が出来ました。
マメに企画を提供してくれる幹事様には感謝です。
話は変わりまして、先月の話題に触れてみたいと思います。
7月20日に開催されました「おやじバンドフェスティバルvol.6」の巻
ここ1~2年、拙者が所属している「スギヤマカツヨシと駅南ロマンチカ」と言う社中で
富士市は三日市浅間神社の境内にて年2回のペースで開催されているイベントへ出演してきました。
基本的には、人気投票にてグランプリを獲得せねば、次の回には出場できません。
セッティング・片付け込みで各社中の持ち時間は30分。
PAを担当していたのが、我が社中のメンバーだったので朝は割と早くから集合。
そして、朝のリハーサル見物から1日が始まりました。
(我々にはRHの時間が割り当てられませんでした)
ぶっつけ本番でも、な~んも問題ありません。
(PAオペレーターを絶対的に信頼しております)
そして、何を隠そう我が社中の面々は、5人中4人は現役&元音響マン。
そして残る1人は、司会業でシ~メを食っている業界人。
やはり職業柄か、他の社中がどんな音を出すのか?
PAにどんな要求を出してくるのか?そんなところに興味が沸いてしまいます。
最初から最後まで通しで見てみて、我が社中以外の全ての団体は
モニターシステムに対していろんな要求を出していました。
このステージモニターと言う物が、複雑怪奇な訳でして(それほどでもないか?)
とくに演奏し慣れている人と、そうでない人とで対処の方法が違います。
ステージは練習スタジオと違い、他のメンバーの演奏する音が聴きにくい場合があります。
特に野外ステージでは、生音が反射して聴こえてこないので、モニターは必須です。
では、モニターで何を聴かなければならないのか?と言いますと
外してはならない「リズム」(BANDでは一番重要なのがリズムです!)
そして、「進行状況の把握」です。
この「進行状況の把握」と言うのは、担当する楽器パートや人によっても違いますが
ボーカリストの見地で述べるならば、進行状況→コード進行なので
コード進行を司っているのはBassなので、Bassをモニターから聴かねばなりません。
そして、イントロを何小節やるのか決めていなければ、イントロを担当するパートを
モニターで聴かねばなりません。
他のパートも、練習スタジオのような聴こえ方で本来のまともな演奏をするために
必要な音だけをモニターに返してもらって、まともな演奏にこじつけるのが
本来のモニターの役目だと思います。
「あの音も聴きたい、この音も・・・」な~んてやってると、水掛け論になって
結局、な~んも聴こえなくなってしまってドツボにはまって行くんですけどね。
特にアマチュアの、あまりステージで演奏し慣れていない人たちがこのタイプです。
ちなみに我が社中は、持ち時間のギリギリまで演奏する手筈になっていたので
モニターの注文は一切無しでした。
ちなみに拙者のギターアンプは正面を向いておらず、ドラムの方を向いていました。
不思議なセッティングではありますが、セッティング時間短縮の方法でもあります。
我が社中、メンバーにプロの音響マンが揃っているBANDなので、
そこら辺では他の団体との差を見せつけておかねばなりません。
プロの音響マンが揃ってるBANDなんですが、演奏技術の方はヘタッピなんで
ステージでのパフォーマンスがどうだったのかは、当日に会場に足を運んでくれた
お客様のみぞ知る情報なんです。
ビデオを録りましたが、生のライブバンドはビデオなんかでは
とうてい判断はできません。
と言う事で、ビデオ撮影した縦長のヘンテコな画像を紹介しておきます。
スギヤマカツヨシと駅南ロマンチカ
静岡県の関連サイトに記事が載っていましたので
リンクを張っておきます。
恐らく夜のギグでは大盛り上がりなのでは?
映像で見るより、ベースは良い音が出ていましたよ。omitsudesuさんよりテレキャスのお方の音がよく聴こえていたのは、なるほどそういう理由だったんですな。
それにしても、よく一発目のジャーン!であれだけバランスの良い音が出るもんだなぁと、いつも感心しています。
やはり踏んでる場数が違いますね。
オラなんかは外でやった事ないですが、何を注文したらいいかも分からないですから、多分ドラムだけ聴こえればいいですみたいな感じですかね。アンプのセッティングなんかも正直自信がないんですよ~f^_^;)
シュガビの時は、狭いスタジオで、わんわん鳴ってる音の塊を再現するような音づくりを本番でもしていたような気がします。
ライブミキシングのセンスというか、好みというか、著名なプロのツアーなんかを見に行くと、あきらかにローカルでやっているミキサーマンに比べて、ボーカルのバランスが低めです。ローカルのエンジニアは、ボーカルを比較的大きめで鳴らす傾向が伺えます。
(下手すりゃ演歌とか歌謡曲のバランスになりがちですね)
また、PA機材の変遷というか、現在はスピーカーをラインアレイに組むシステムが主流です。これは座席のどこに座っても、割と均等にどこでも聴きやすい音場が作れるわけですけど、昔のスタック型システムに比べて、迫力というか音圧感が感じにくいシステムではないかと個人的には思います。
バンドの生演奏の録音って、どんなタイプのヤツが好きですか?
拙者的には、実はリハーサルスタジオでワンポイント録音した、あの音が固まりになって聞くことが出来る、言ってみればチープな音がなぜか大好きなんです。
マルチで録られたすっきりとした生録は、迫力がなくて物足りません。
プロのミュージシャンのライブアルバムでも、いろんな処理がされすぎていて、すっきりしちゃってるのは、あまり好きではないです。
ギャンギャンに飽和しきっている部屋で、ラジカセかなんかで簡単に録った音が迫力あって、音が太くて大好きです。
またまた、うんちくまがいのコメントになってしまって失礼しました。