長岡鉄男氏で有名なバックロードホーンには以前から興味がありましたが、通常の密閉型やバスレフ型に比べて大型になってしまうため、製作を躊躇していました。4インチクラスのユニットでも、例えぱFOSTEXのFE103NV2の作例では、170W x320D x880Hの大型サイズで床置きになってしまいます。
今回、コンパクトサイズのバックロードホーンの作製のために、4インチユニットは諦めて、3インチユニットでチャレンジしてみました。
★設計方針
3インチユニットであっても幅広いジャンルの音楽を鑑賞できるように、ワイドレンジな本格的スピーカを作りたいと思っています。
•ブックシェルフのサイズの小型スピーカ
•3インチユニットであっても、70Hzくらいまでの低音再生
•可能な限りフラット なSPLの周波数特性(高音域でのSPL特性はユニットの素の特性でほぼ決まってしまいますが、、、)
3インチのスピーカユニットとしては、PM-M0841CKをメインに考えました。このスピーカユニットは、Amazonでも入手できるコストパーフォースの高いユニットです。以前ダブルバスレフ型スピーカを製作して、11kHz付近にブレイクアップピークが有るものの、その実力を確認しています。
<3インチユニットPM-M0841CKの外観>
〈続く〉