What a wonderful day !

TV用サウンドプレートの作製(その1)

我家の42型のTVは、中低音が貧弱で高音が耳につきます。そこで、TV専用のスピーカを製作することにしました。
TVは自作のTV台の上に載せてありますが、場所が狭いのでスピーカの置き場所は限られます。市販のサウンドバーであればTV台の上に置けますが、改善したい低音はあまり期待できそうにありません。

1️⃣ TV専用スピーカの構想
そこで、サウンドバーほどの高さで、奥行を広くとったスピーカを作製しようと思います。「サウンドプレート」とでも呼ぶのでしょうか。
イメージとしては、図1のように現状のTV台の上に、自作する左右チャンネルのサウンドプレートを並べて載せ、その上にTVを置こうと思います。


図1 自作するサウンドプレート(茶色)の設置イメージ

2️⃣ サウンドプレートの設計
高さは10cm以下にはしたいので、スピーカユニットはFOSTEXのP650Kを使用することにしました。振動板の直径は5.2cm、最低共振周波数は157Hzのユニットです。このサイズのユニットになると低音域はかなり制限されてしまいますが、高さとの兼ね合いで選択しました。

スピーカタイプとしては、ダブルバスレフ(DBR)型を採用しました。外形サイズは、83Hx440Wx280D(使用状態)、板厚は12mmです。ダブルバスレフを採用した大きな理由は、側板が大きいので、第一キャビネットと第二キャビネットの仕切板を側面の補強材として利用するためです。
SPL周波数特性が出来るだけ平坦になるように、シミュレーションソフトを用いて検討しました。第一キャビネットを2.4L、第二キャビネットを3.4L程度として、第一ダクト、第二ダクトの寸法を決定しました。


図2 シミュレーションによる周波数特性

低音域は90Hz程度から再現できるので、現状のTV音声に比べて、ある程度の音質改善は期待できそうです。なお、第二ダクトは、一本だけだと面積が取れないのでダブルダクトにしました。また、P650Kの高音域特性を改善するために、ツイータを追加して2wayスピーカにします。
〈続く〉
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