What a wonderful day !

TV用サウンドプレートの作製(その5、最終回)

6️⃣TV視聴位置でのサウンドプレートの周波数特性
これまでSPLの測定は、便宜上ツイータ軸上30cmの距離で行いましたが、通常のリスニング位置に近い100cmでのSPL周波数特性を確認しておきます。


図9 リスニング位置でのSPL周波数特性

100cmでのSPL周波数特性を、図8の30cm離れた場合と比較すると、多少の違いはありますが、挙動は概ね類似しています。

TVを視聴する通常の位置では、サウンドプレートからの角度は15°程度なので、再生周波数は、±3dBで80Hz〜20kHz程度になっています。TVの音質改善は大いに期待できそうです。

7️⃣まとめ
作製したサウンドプレートを早速設置してみました。図10はその様子です。なかなか高級感があり、部屋の雰囲気にもマッチしています。


図10 TVの下に設置 した自作サウンドプレート

TVのヘッドホン端子から音声信号をとり、FOSTEXのミニアンプAP05を介してサウンドプレートの左右チャンネル端子に接続しました。5W+5Wのアンプですが音量は充分で、自動スタンバイ機能があるので便利です。

これまでのTV音声は、中低音が貧弱で高音が耳につきましたが、大幅に改善されました。全体的にはマイルドな音質で、人の声は聞き取りやすく、低音と高音のバランスも良い印象です。
これまで以上に、音楽番組などを楽しめそうです。

〈終わり〉
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